並列処理

後期 - 水曜 - 2限 - 2024年2月11日2:40

EECSとの共同開講,履修登録は先着順.授業後半でGPUを使うので,(CAL室のPC台数)人しか履修できない.

内容:
ざっくりいうと並列化についてとその実装(OpenMP,cuda).主題は計算速度の向上で,その一手法である並列化について深堀する感じ.2023年度は外部講師を招いて量子コンピューティングについても学んだ.

課題:
毎回レポート課題が出て,提出する.課題の内容はまちまち,しらべものや処理の実装から,計算時間のチューニング(実行時間が最短となる実装を調査して報告する,検証パターンが膨大でたいへん)等結構重い週もあった.課題指示が曖昧なことも多く,少し困った.
授業中の演習があり,指示された処理を実装したりする.ので,プログラミングが難なくできるくらいの実力が無いとついていくのは難しい(し,履修可能人数が限られているのでそのような人は履修しないでほしい).
中間・期末試験は無い(例年そうらしい).期末はレポート.

感想:
内容とは関係ないが,先生が授業開始15分くらいは来ない.そのためか,計算機室の環境が前年と異なり手間取っていたためかはわからないが,進度が遅れ気味だった.遅れのしわ寄せが課題量の波に現れていたような気もする.進度的にうまくいっている年もあるみたいだけど,2023年度は遅れに遅れていた.
量子コンピューティングはIBMの人の講義で,演習を交えつつやる感じ.正直あまりわからなかった.量子コンピューティングについてはシラバスに書いてないし,並列処理でもないし,謎(計算速度を短縮するという点ではわかるが,これは並列処理の授業ですよね?).
内容の感想としては,メモリバンド幅とかキャッシュ,row/column-major,GPUの構造と並列化実装等,結構面白かったと思う.少しでも興味あったら履修して損はないかも.
全体的な感想としては,教員が少し適当だなと思った(授業はじめに来なかったり,課題指示が適当だったりしたので).
内容は面白かったのでおすすめ度は☆4/5くらい.

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