解析学概論(2)

後期 - 木曜 - 2限 - 2024年4月7日16:17

2023年度に実施された内容について述べる。
注意として、2024年度とは開講期間、曜日、時限が異なっている。
この講義では初めの3~4回分の授業で
・理系教養程度の確率・統計
を行い、その後の授業で
・測度論に基づいた確率論
を行った。
特に、理系教養程度の確率・統計とここでいっている内容は都立大の学部講義の確率・統計abcにおける同教員の講義と同じ内容(を3~4回分の授業時間に圧縮したもの)である。
成績評価は初めの3~4回が終わった後に行われる確率・統計の内容に関する試験と、その後の授業である測度論・確率論に関するレポート課題によって実施された。
試験がおよそ50点程度を満点として設計されており、この試験でとった点数にレポート課題の点数を加算する形式で点数がつけられる。
レポート課題は、測度論・確率論に関する教員お手製の講義資料に対して数学的誤り・文章の誤り・数式番号等の誤りなどを指摘することによって指摘1箇所ごとに5点を得るものであった(得られる点数に上限なし)。
また、2023年度は受講者の成績状況を考慮して、救済レポートが授業でたびたび出題されたらしい。
得点調整はなく、試験の点数+レポート課題の点数としたもの(これが100点を超えていた場合は100点とする)がそのまま成績評価となる。
注意として、レポート課題が講義資料に対する誤植の指摘であることから、この課題が変更される可能性は十分にあると考えられる。

授業内容と成績評価の方法が上記のものであることから、試験にだけ出席して秀の成績をとることも可能である。

さらに、確率論を勉強するにしても内容が若干不足している感じはあるので、本格的に確率論を勉強したい方は専門としている教員や大学院生に連絡をとってみることをおすすめしたい。

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