Syllabus
シラバス照会

<< 最終更新日:2024年03月13日 >>
基本情報
科目種別 基礎科目群 授業番号 A0125
学期 前期 曜日
科目 基礎ゼミナール 時限 5限
担当教員 大槻 茂実 単位数 2
科目ナンバリング
※2018年度以降入学生対象
GAA-101-3:全学共通科目

特別申請科目

担当教員一覧

教員 所属
大槻 茂実 都市政策科学科

詳細情報
授業方針・テーマ テーマ【社会を測る-調査票の作成】

大学での学びは多岐に渡ります。しかしながら、多くの専門領域で身につけるべき共通した内容があります。すなわち、方法論の習得です。本授業ではそうした方法論の習得に焦点を定めます。特に調査票の作成を通して人の意識や行動を測定するためにどのような点に注意するべきなのかを考えていくことで、実証研究を行う上での基礎力を高めていきます。
習得できる知識・能力や授業の
目的・到達目標
本授業では実証研究をすすめる上で必要不可欠なスキルである社会調査法に関する基礎力を養います。特に人の意識や行動を質問項目から測定することを検討しながら、実証研究の難しさと面白さを深く理解します。その際には、調査票の作成過程を実践的に学びながら、問題関心の設定、文献収集、オープンデータへのアクセス、調査倫理についての理解といった実証研究における基礎力を向上させます。また本授業では、プレゼンテーション、ディスカッション、グループワークを積極的に実施していきます。こうした共同作業を通して、豊かな人間関係を形成していく上で必須となるコミュニケーション能力と能動的な学びの姿勢を養っていきます。
授業計画・内容
授業方法
第1回 基礎ゼミナールガイダンス
第2回 イントロダクション
第3回 【講義】「社会調査とは」
第4回 文献購読
第5回 文献購読
第6回 文献収集・オープンデータへのアクセス
第7回 文献収集・オープンデータへのアクセス
第8回 グループワーク「調査票の作成」
第9回 グループワーク「調査票の作成」
第10回 【報告】中間プレゼンテーションおよびディスカッション
第11回 【報告】中間プレゼンテーションおよびディスカッション
第12回 グループワーク「最終プレゼンテーション準備」
第13回 【報告】最終プレゼンテーションおよびディスカッション
第14回 【報告】最終プレゼンテーションおよびディスカッション
第15回  まとめと最終レポート

受講者数や進捗度合いによって、計画変更の可能性あります。

【授業方法】
文献購読回では受講生全員が担当します。受講生は全員テキストを精読しておき、疑問点や興味を覚えた点について議論を行ないます。ワークでは、随時、作業状況を言語化し報告していきます。最終レポートの作成・提出は個人で行います。
授業外学習 以下の点が授業外学習として求められます。

・文献購読箇所の熟読およびディスカッションに向けた自分の意見の用意する。
・文献収集およびオープンデータへのアクセスといった情報収集する。
・グループワークをスムーズに進めていく上での能動的な事前準備する。特に授業時間外でのグループメンバーによる共同作業が必要となります
・プレゼンテーション、レポートといったアウトプットに向けた計画的な準備する。
テキスト・参考書等 以下のテキストの一部を購読します。テキストを購入する必要はありません。

・大谷信介ほか編『最新・社会調査へのアプローチ-論理と方法』(ミネルヴァ書房)
・轟亮編『(第4版)入門・社会調査法-2ステップで基礎から学ぶ』(法律文化社)
・世界思想社編集部編『(5訂版)大学生 学びのハンドブック』(世界思想社)
成績評価方法 ・授業・グループワークへの参加・貢献(40%)
・研究発表(20%)
・学期末レポート(40%)
正当な理由なく3回以上⽋席した者は成績評価の対象から除外します。
質問受付方法
(オフィスアワー等)
オフィスアワーは特に設定しません。原則、授業に関する質問・連絡などは授業後に行なってください。その上で、個別相談などを希望する場合は、必ず事前にメール(ohtsuki@tmu.ac.jp)でアポイントメントをとってください。
特記事項
(他の授業科目との関連性)
本授業は社会科学とりわけ社会学にやや重心がありますが、そうした専門分野について知識・パースペクティブは受講の前提ではありません。専門分野を問わず、抽象的な概念をどのように測定していくことができるか、こうした問いに関心をもつ学生を歓迎します。
備考