| 授業方針・テーマ |
【Academic Studies in English: Reading】 Level: Intermediate 世界的な評価が高まる現代日本文学の英訳を題材とした、英文読解のクラスです。後期は、市川沙央『ハンチバック』(2023年)の英語版(The Hunchback)を、半期で通読します。
障害当事者である著者が「書くこと・読むこと」の特権性を鮮烈に描いた本作は、芥川賞受賞のみならず、国際ブッカー賞(2025年)のロングリストに選出されるなど、世界中で大きな衝撃と共感を呼んでいます。独特な身体感覚やユーモアを含んだ文体がどう英訳されたかを発見する面白さもあります。
本授業の狙いは、日本語の原作で内容を把握してから英文を読むことで、辞書なしで文脈を推測する「読解の持久力」を養い、英語長文への苦手意識をなくすことです。一冊を最後まで読み通すという達成感を、今後の英語学習への自信とモチベーションにつなげます。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
・英語の表現力・語彙力を増強するとともに、コミュニケーションに必要な論理的思考を身につける。 ・英語を通じた知識の獲得・拡充に自ら励む習慣を身につける。 |
授業計画・内容 授業方法 |
【授業計画・内容】 第1回 ガイダンス(授業の進め方) 第2回~第5回 序盤の読解(グループホームの日常と身体感覚) 第6回~第10回 中盤の読解(他者への批評と欲望) 第11回~第14回 終盤の読解(破壊と再生、クライマックス) 第15回 全体のまとめ
【授業方法】 毎週、指定された範囲(10ページ程度)の英文を読んできてください。その際、日本語の原作を先にざっと読み、あらすじを把握してから英訳にあたることを推奨します。
授業では、読み解くのが難しい文法や語句、翻訳の工夫について詳しく解説し、質疑応答を行います。また、一方的な講義ではなく、皆さんの「ここが分からなかった」「ここが面白かった」という声を大切にします。質問や感想を自由に共有し、読書会のようなリラックスした雰囲気の中で、疑問を解消しながら読み進めましょう。また、オーディオブックを適宜活用し、聴き取りや音読の練習も行います。 |
| 授業外学習 |
【予習】 指定された範囲を読み、ストーリーを把握してきてください。 日本語の原作を先に読んで内容を理解してから、英文に目を通す方法をおすすめします。辞書は使わず、物語の流れを追うことに集中しましょう。(標準学習時間:60分〜90分) 【復習】 授業で解説した重要語句や文法事項を見直し、知識として定着させてください。(標準学習時間:15分) |
| テキスト・参考書等 |
テキストはプリントを使用します。 参考書等は授業内で指示します。 |
| 成績評価方法 |
授業への参加・取り組み(50%)と期末試験(50%)によって評価します。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
オフィスアワーは特に設定しませんが、直接質問したい場合は随時受け付けますので、事前にメール(tkoshi@tmu.ac.jp)や口頭でアポイントメントを取ってください。 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
・本授業に関心を持たれた、あるいは本授業を既に履修されて得られるものが多かったと感じられた学生の方々には Academic Studies in English (ASE Series) の他の授業の履修も推奨します。 ・本科目の履修者は、学習成果を確認するために1月に実施予定のTOEIC(教務課主催)を受験することができます。12月頃に教務課より履修者に通知するので内容を確認してください。 |
| 備考 |
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