授業方針・テーマ |
離散数学とは、離散的な対象を扱う数学の一分野であり、計算機科学などの基礎としても重要である。この講義では離散数学の基礎を特別な予備知識をあまり仮定せずに講義する。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
・有限あるいは離散的な対象に関する様々な問題に対し、効率的に解くための数学的知識と計算能力の基礎を身につけることができる。(専門分野の基本的な知識・理解) ・離散数学を用いて様々な問題を扱うことにより、多角的な視点から問題を考察し、論理的に説明する能力を養うことができる。(総合的問題思考力、論理的思考力) |
授業計画・内容 授業方法 |
授業計画は以下の通りである。ただし、状況に応じて変更する場合がある。 第1回 論理 第2回 述語 第3回 集合 第4回 関数・写像 第5回 数え上げ 第6回 関係 第7回 同値関係 第8回 順序関係 第9回 グラフ 第10回 いろいろなグラフ 第11回 木 第12回 一般の代数系 第13回 群・環・体 第14回 束・ブール代数 第15回 まとめと補足 |
授業外学習 |
各回の講義内容について、十分に復習すること。また、随時課すレポート等の課題を提出すること。 |
テキスト・参考書等 |
テキスト:守屋悦朗『使いこなそう やさしい離散数学』(サイエンス社、2018年) 参考書:延原肇『応用事例とイラストでわかる離散数学(第2版)』(共立出版、2022年) Seymour Lipschutz, Marc Lipson共著、渡邉均訳『離散数学(改訂3版)』(オーム社、2024年) |
成績評価方法 |
・レポート(40%)、期末試験(60%)により総合的に評価する。 ・試験、レポート等については記述式の問題を課し、専門的な知識を理解した上で、それを総合的に活用 し、論理的な説明ができるかを確認する。(専門分野の基本的な知識・理解、総合的問題思考力、論理的思考力) |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
オフィスアワーを設定するので、質問等があれば直接研究室(8-667)まで来ること。具体的な時間帯は第1回の授業で連絡するほか、担当教員のウェブページに掲載する。 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
・講義の一部で線形代数の基礎的内容を用いる。 ・この講義はコース・学科別にクラス編成を行っているので、履修の手引で指定されたクラスで受講すること。 ・講義に関する情報、連絡先等はkibacoおよび担当教員のウェブページ(https://y-uchida.fpark.tmu.ac.jp/)を参照すること。 |
備考 |
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