Syllabus
シラバス照会

<< 最終更新日:2024年03月21日 >>
基本情報
科目種別 授業番号 F112
学期 後期 曜日
科目 認知心理学特殊講義 時限 3限
担当教員 井上 和哉 単位数 2
科目ナンバリング
※2018年度以降入学生対象

担当教員一覧

教員 所属
井上 和哉 人間社会学科

詳細情報
授業方針・テーマ 〔重要:この科目は、2018年度以降入学者は「感情・人格心理学」、2017年度以前入学者は「認知心理学特殊講義」を履修登録すること。〕

感情とは何なのか、感情はどのように生起し、行動にどのような影響を与えるのだろうか。また、人格とは何なのか、人格はどのように形成され、形成された人格は生涯不変なのだろうか。本講義では、人間の感情や人格に関する心理学的知見や理論を学習し、このような疑問に答えられるようになることを目的とする。
習得できる知識・能力や授業の
目的・到達目標
本講義は学部における公認心理師受験資格を得るための知識を習得できる科目である。授業を通じて主に下記の点の知識を習得できる。
・①感情に関する理論及び感情喚起の機序、②感情が行動に及ぼす影響を理解し、自分自身の日常体験をこれらの点から説明できるようになる。
・③人格の概念及び形成過程、④人格の類型、特性等についての理解を深め、自分自身の人格や日常体験をこれらの点から説明できるようになる。
・質問紙法、行動計測、生理計測などの感情や人格を測定する手法を説明できるようになる。
授業計画・内容
授業方法
【授業計画・内容】
第1回:ガイダンス、感情とはなにか
第2回:感情の生物学的基盤、感情の測定
第3回:感情の理論 (1) 古典的理論
第4回:感情の理論 (2) 基本感情説と次元説
第5回:感情が知覚・認知に与える影響
第6回:感情が評価・意思決定に与える影響
第7回:感情の制御
第8回:複雑な感情/感情心理学のまとめ
第9回:人格とは何か
第10回:知的機能の個人差
第11回:人格の形成と変容
第12回:人格の古典的理論
第13回:人格の現代理論
第14回:人格の障害
第15回:講義全体のまとめ

【授業方法】
講義を中心とした授業である。毎回の授業終了後にコメントシートの提出を求め、次回の講義時やkibaco経由でコメントに対するフィードバックを行う。
授業外学習 次回の授業で扱う内容のキーワードや参考資料等をkibacoにアップロードするので、事前に予習をした上で授業に参加することが望ましい。
テキスト・参考書等 テキストは使用しない。

【参考書】
大平英樹 感情心理学・入門 有斐閣
丹野義彦著 性格心理学 サイエンス社
これ以外にも授業中に適宜紹介する。
成績評価方法 試験75%、平常点15%(毎回のコメントシートの提出)、授業外課題10%
教室に集まることができない場合,試験ではなく,レポートで評価する場合もある
質問受付方法
(オフィスアワー等)
授業外の質問はメールで受け付けます。kibacoのメッセージは見落とすことが多いため,推奨しません。
tmu-class●k-inoue.info に送って下さい(●は@に交換のこと)。オフィスアワーはありませんので,対面での質問を希望する場合は,メールでアポイントメントをとってください。
特記事項
(他の授業科目との関連性)
心理学の授業を受けたことがない人でも受講可能なレベルである。他学部・他教室の学生の受講も歓迎する。
学部における公認心理師の受験資格を得るためには、本科目は必須である。またこの他の関連科目の単位も取得する必要がある。
次年度に認知心理学演習を受講予定の人は本科目を受講することが望ましい。
備考