授業方針・テーマ |
〔重要:この科目は、2018年度以降入学者は「公認心理師の職責」、2017年度以前入学者は「心理学特殊講義」を履修登録すること。〕
本授業では,公認心理師という資格を有する専門家が実際どのように業務を行うのかについて,その全体像を理解する。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
本授業は学部における公認心理師受験資格を得るための知識を習得できる科目である。授業を通じて,公認心理師の役割や基本的な業務の内容,ならびに公認心理師業務と関連した法的義務や倫理的な配慮についての基本的な知識を習得することができる。また,心理的援助を行う専門職として,自身の援助実践を振り返りながら成長を続けていこうとする態度を身につけることができる。 |
授業計画・内容 授業方法 |
第1回 シラバスの確認とガイダンス 第2回 公認心理師の役割と法的義務 第3回 公認心理師の具体的な業務と連携①:保健・医療分野(1) 第4回 公認心理師の具体的な業務と連携②:保健・医療分野(2) 第5回 公認心理師の具体的な業務と連携③:福祉分野(1) 第6回 公認心理師の具体的な業務と連携④:福祉分野(2) 第7回 公認心理師の具体的な業務と連携⑤:教育分野 第8回 公認心理師の具体的な業務と連携⑥:産業・労働分野 第9回 公認心理師の具体的な業務と連携⑦:司法・犯罪分野 第10回 前半のまとめ 第11回 公認心理師のコンピテンシー,自己理解,生涯学習 第12回 職業倫理の7原則と各職能団体の倫理要綱,守秘義務 第13回 多重関係の問題 第14回 インフォームド・コンセント 第15回 公認心理師業務における安全の確保
【授業方法】 第1回~第10回:講義形式で授業を進める。資料は事前にkibacoにアップする。なお,第3回~第10回の間に数回小テストを実施する(進行具合に応じて回数は変動する)。
第11回~第15回:基本的には講義中心に授業を進めるが,必要に応じてグループワークや事例検討などを実施し,参加者でディスカッションを行う
毎回の授業終了後にはリアクションペーパーの提出を求め,次回の講義時にコメントに対するフィードバックを行う。 |
授業外学習 |
授業の中では公認心理師法をはじめ様々な法制度を取り上げるため,復習時には条文等を深く読み込み,法制度の理解の仕方に慣れておくこと。 |
テキスト・参考書等 |
テキストは指定しない。必要に応じて講義資料を配布する。以下は参考書籍である。 1)野島一彦(編)(2018)「公認心理師の基礎と実践① 公認心理師の職責」 遠見書房 2)日本心理研修センター(2019)「公認心理師現任者講習会テキスト(改訂版)」金剛出版 3)金子和夫(監修)(2016)「心の専門家が出会う法律(新版)」誠信書房 4)下山晴彦・慶野遥香(編)(2020)「公認心理師の職責」ミネルヴァ書房 |
成績評価方法 |
小テスト(20%),授業への参加態度(20%),期末レポート(60%)をもとに総合的な評価を行う。 ・小テストは第3回~第10回までの間に数回設定し,それぞれ3問程度ずつ実施する ・授業への参加態度については,グループワークへの参加状況や発言,リアクションペーパーの内容から評価する。 ・期末レポートについては、到達目標に基づき、授業で扱った知識を習得し,それらを個別事例に応用できるようになっているかどうかを評価する。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
授業終了後に短時間であれば質問に応じるが,希望があればメールでアポイントを取って他に時間を設定することもできる。また,毎回の授業終了時に配布するリアクションペーパーでも質問を受け付ける。 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
学部における公認心理師の受験資格を得るためには,本科目は必須である。またこの他の関連科目の単位も取得する必要がある。 |
備考 |
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