授業方針・テーマ |
心身機能と身体構造についての基礎知識を学び,それがどのように発達または老化していくか理解する.様々な身体疾患やがん等の患者の心理と心理社会的支援,医療現場において心理職として知っておくべき基礎知識を学び,心理職に求められる患者,家族への心理社会的支援のあり方について考える. |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
<習得できる知識> 本講義は学部における公認心理師受験資格を得るための知識を習得できる科目である.授業を通じて主に下記の知識を得ることができる. ① 身体構造・心身機能およびその発達 ② 身体疾患と心理に関する支援が必要な疾病
<授業の目的および到達目標> ・身体や脳の構造および機能を知り,心と体の相互関連および発達について理解を深める. ・身体疾患やがん等の患者ならびにその家族の心理について理解する. ・総合病院における心理職としての取り組みについて考える.
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授業計画・内容 授業方法 |
本講義では,①②それぞれ専門の2名の講師によるオムニバス形式で行われる.各回の講義予定は以下の通りだが,講義の進度や必要に応じて変更する可能性がある.
① 前半:心身機能と身体構造およびその発達 第1回 ガイダンス・シラバス確認 第2回 神経系の構造と機能 第3回 各器官の構造と機能 第4回 知覚神経と感覚器 第5回 心身の成長と発達 第6回 老化と機能低下 第7回 国際生活機能分類 ICF 第8回 前半のまとめと解説,小レポート課題 <授業方法> 講義を中心とした授業を実施し,理解度を測るために授業終了後にコメントシートの提出を求める.また,前半の最後に小レポート課題を実施する.
② 後半:身体疾患と心理に関する支援が必要な疾病 第1回 内科疾患、神経疾患その他 第2回 小児の疾患 第3回 周産期医療 第4回 がん 第5回 精神医学の知識(せん妄,うつ症状等) 第6回 チーム医療 第7回 後半のまとめ,レポート提出 <授業方法> 講義と事例を元にしたグループワークを適宜行う.また、後半の最後にレポート課題を実施する.
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授業外学習 |
配布資料がある回は,事前に読んで理解を深めておくこと. |
テキスト・参考書等 |
参考資料は適宜紹介する.また必要に応じてkibakoに資料を掲載する. |
成績評価方法 |
<前半50%> コメントシート20%,小レポート課題30%.詳細はガイダンスで説明する. 小レポートについては,講義で解説した基礎知識が理解されているかを重視する. <後半50%> コメントシート20%(授業終了時.オンデマンド含む),レポート30% 前後半の成績をもとに,総合的に成績評価を行う. |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
前半:質問・相談等は,授業前後,またはメール(初回講義時に教える)で受け付ける. 後半:質問は,kibacoを通じて受け付ける.
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特記事項 (他の授業科目との関連性) |
学部における公認心理師の受験資格を得るためには,本科目は必須である.また,この他の関連科目の単位も取得する必要がある.
この講義は,不定期の集中講義として実施するため,授業日程が不規則である. 前半8回は5~6月の毎週火曜3限(5/7,5/14,5/21,5/28,6/4,6/11,6/18,6/25)に実施する. 後半は7月中に1回のオンデマンド授業(7月中旬に講義動画配信予定)を行った後,7~8月にかけて土曜日2~3限に対面形式で3回授業を実施する(7/20,8/3,8/31).
履修の際は日程に注意すること.
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備考 |
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