Syllabus
シラバス照会

<< 最終更新日:2024年03月21日 >>
基本情報
科目種別 授業番号 F1826
学期 後期 曜日
科目 日本社会言語学概論 時限 1限
担当教員 ロング ダニエル 単位数 2
科目ナンバリング
※2018年度以降入学生対象
JSG-214-1:人文社会学部専門教育科目

担当教員一覧

教員 所属
ロング ダニエル 人間社会学科

詳細情報
授業方針・テーマ 現代日本における多言語状況について考える。
習得できる知識・能力や授業の
目的・到達目標
受講生は現代日本における多言語状況について学ぶとともに、その歴史的背景や社会的要因について考える力を身につける。授業中では少人数グループによるディスカッションや作業を通じて、社会言語学の方法や理論を学ぶ。
授業計画・内容
授業方法
授業形態は講義とグループディスカッションだ。事前に次回の章を読み、分からないところに関する質問をしておくこと。授業でその質問に答える講義を行なってから、グループに分かれてディスカッションを行なう。それは例えば、学んだ専門的概念や用語の具体例を挙げることで、お互いの知識を確認し合うことだ。
1.多言語社会のとらえかた
2.言語マイノリティ
3.国家と日本語政策
4.多言語政策と「複言語」
5.多言語サービス
6.移民の母語教育
7.外国人を対象として日本語教育と歴史と社会背景
8.多言語能力と外国語産業
9.言語接触と言語混交
10.エスニックメディア
11.言語福士という視点
12.フォリナートークと被外国人言語行動
13.言語差別の実態
14.様々な多言語コミュニティ
15.学校教育における多言語状況
授業外学習 毎回授業でディスカッションをするので、テキストを事前に読んで来てください。
テキスト・参考書等 『多言語社会日本』2011年、三元社。テキストは各自で購入して、毎回の章を読んで来た上で、授業で教科書を持って来てください。  ISBN 488303349X。生協に販売をお願いしているので、受講する人は事前に入手して一回目の授業から持参してください。
参考書として『言語景観から考える日本の言語環境――方言・多言語・日本語教育』(ダニエル・ロング、 斎藤敬太、春風社2022)を使うので、図書館で探してください。
成績評価方法 25% 事前に教科書の章を読んで、KIBACOに提出した質問
25% 授業での積極的参加(質問する、ディスカッションに参加する、意見を言う、など)
25% 学期後半で担当の章についての授業発表
25% ほぼ毎回KIBACO上で行なわれる小テスト
質問受付方法
(オフィスアワー等)
オフィスアワーは月曜日10:30~12:00。これ以外の日時も可能なので、授業の前後、あるいはメール(dlongあったまあくtmu.ac.jp)にて事前に相談してください。
特記事項
(他の授業科目との関連性)
水曜日1限にロングが担当している「日本社会言語学概論」を必ず受けてからこの授業を履修してください。
備考