授業方針・テーマ |
『ピレボス』は、幸福と快の関係、幸福と知の関係、存在論、着実な探究方法などを考察したプラトン後期の対話篇である。この作品の内容や関連する事柄を学び、それについて考える。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
『ピレボス』に代表される、プラトン後期の幸福論、快楽論、心論、存在論、探究方法論を理解する。それについて、また関連する事柄について説明したり、批判的に検討したりできるようになる。
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授業計画・内容 授業方法 |
1. イントロダクション 2. “快が善である”という説と、“快よりも知のほうがよい”という説。快や知の多様性 3.「一と多」の問題。学習や探究の「問答法的」方法 4. 快も知も善ではなく、よい生は快と知の混合の生であることの証明。「二位争い」へ 5. 存在するものの四つの類(無限定、限定、無限定と限定との混合体、混合の原因) 6. 身体の苦・快は調和状態の崩壊・回復によって生じる。身体の快と心の快 7. 感覚、記憶、想起、欲求。身体からの心の独立性 8. 偽なる快(そんなものはあるのか) 9. 強烈な快は、苦と混合した快である 10. 心の快と心の苦との混合。とくに、笑いの経験 11. 純粋な快。快が生成だとしたら、快はよいものではない 12. 知の諸種類 13. 全種類の知と、特定種類の知との混合 14. 快に対する知の勝利。順位表 15. ディスカッション、総括
授業時、講義を聴き、質問やコメントをする。授業の何回かに1度、リアクション・ペーパーに質問やコメントを書いて提出する。
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授業外学習 |
次回の授業で扱う『ピレボス』の箇所を読み、質問やコメントをまとめておく。
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テキスト・参考書等 |
テキスト:(1)岩波書店刊「プラトン全集」4(1975年)所収の『ピレボス』(田中美知太郎訳)か、(2)京都大学学術出版会刊「西洋古典叢書」所収のプラトン『ピレボス』(山田道夫訳、2005年)かのいずれか。 参考書:プラトン『国家』(岩波文庫、上下巻、1979年)。それ以外は授業時に紹介する。
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成績評価方法 |
リアクション・ペーパーの内容に基づいて |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
リアクション・ペーパーで、また授業後に、またメールで(satoshi.ogihara.e7@tohoku.ac.jp) |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
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備考 |
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