授業方針・テーマ |
《マンガ理論入門》 一般的に言ってマンガは、日本の「マンガ」、英語圏の「アメコミ」、フランス語圏の「バンド・デシネ」に大別され、小説や映画と比べると文化圏による顕著な差異があるが、そのような多様性はマンガ表現の魅力とは何かという問いを刺戟してやまない。他方、マンガを深く味わい、多角的に分析するためにはマンガ理論をある程度習得することが肝要である。この授業では、主として日本のマンガ理論を扱うが、英語圏や仏語圏の研究書も参照しながら講義形式の授業を行う。
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習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
マンガの作品や理論に関する問題を深く知ることによって、大衆文化や芸術、社会制度に関する知見を深め、多面的に物事を考える能力を養成する。 |
授業計画・内容 授業方法 |
第1回 授業内容の説明 第2回~3回 マンガ表現の特異性 第4回~5回 マンガ表現論 第6回~7回 マンガ反映論 第8回~9回 マンガ研究の歴史 第10回~13回 マンガ研究の現在 第14回 バンド・デシネの世界 第15回 まとめ
【授業方法】授業はレジュメに基づいた講義をおこなう。疑問点や難易度の高い箇所については随時質問を受けつける。毎回リアクション・ペーパーを活用し、受講者の質問やコメントは次回の授業に反映させる。
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授業外学習 |
授業で配布されるプリントだけでなく、紹介される文献も読んで、毎回の授業の予習・復習をしてくること。
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テキスト・参考書等 |
テキスト : レジュメを配布する。 参考書: 教場で紹介する。 |
成績評価方法 |
授業態度やレビューシートなどの平常点(40%)と授業で学んだ知識にもとづくレポート(60%)の合計で評価する。平常点が低い場合、レポートで一定の評価を得ていない場合は不可とする。
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質問受付方法 (オフィスアワー等) |
オフィスアワーについては授業の前後に可能。事前にメール(furunaga-shinichi@tmu.ac.jp)で連絡すること。 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
第一回目の授業で授業内容を説明するので、受講者は必ず参加すること。 |
備考 |
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