授業方針・テーマ |
《音楽文化論の方法論》 この授業では、〈音楽〉という現象を技術や社会そして経済などの絡み合いのなかに生じる「文化」として捉え、その歴史と現在を考察するために必要とされる理論の基礎を学習する。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
今日の音楽文化を考察するための方法論を、さまざまな対象との関連において学習することを通じて、ツールとして使えるようになることを目指す。それとともに、それら方法論の歴史的背景、および可能性と限界についても理解を深める。毎回、特定の方法論を取り上げ、その適用可能性を代表的論者のテキストを参照しつつ学習する。 |
授業計画・内容 授業方法 |
第1回:イントロダクション 第2回〜第3回:音楽学とその新しい展開 第4回〜第5回:音楽文化とポストモダン思想 第6回〜第7回:音楽文化とメディア論 第8回〜第9回:サウンドスケープと生態学的アプローチ 第10回〜第11回:聴取のポエティクス/ポリティクス 第12回〜第13回:音楽文化論と知のデジタル的転回 第14回:聴覚文化という考え方 第15回:試験とまとめ |
授業外学習 |
配布プリントに記された諸概念の意味を明確に把握したうえで、次回授業に臨むこと。 |
テキスト・参考書等 |
テキストは指定しない。取り上げる対象ごとに、授業内で参考図書を紹介する。 |
成績評価方法 |
平常点40%、中間試験+期末試験60%。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
オフィスアワーは設定しない。直接質問したい場合は随時受け付けるので、事前にメールでアポイントメントをとること。メールアドレスは教室で伝える。 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
・過去に《音楽文化論の方法論》を履修した者はこの授業を再度履修することはできない。 ・仮に対面とオンラインとの併用(いわゆるハイブリッド)開講となった場合、授業の性質と技術的制約に照らして、オンラインには対面と同等の質を保障できない可能性がある。 ・紹介した音源は可能な限り聴く機会をつくり、また文献にも目を通すこと。理論的な諸概念の可能性と限界を、ともども理解してもらいたい。 |
備考 |
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