| 授業方針・テーマ |
〔重要:この科目は、2018年度以降入学者は「日本文化特殊講義<903>」、2017年度以前入学者は「日本文化特殊講義」を履修登録すること。 人文社会学部人間社会学科の中学校一種免許(国語)、高等学校一種免許(国語)、を希望する者は、当該科目ではなく、「日本文化特殊講義A<903>」を履修登録すること。(学科共通科目(人文社会学部のページ参照))〕
◆『源氏物語』を読む――須磨・明石巻を中心に◆
本授業では、『源氏物語』の須磨巻終わりから明石巻を中心にを講読する。これらの巻には、光源氏と明石一族との出会いが語られていく。 賢木巻ラストで、朧月夜との密会が露見し、光源氏は須磨に流離の身となる。暴風雨が起こり、海龍王や桐壷院の亡霊が出現するなど、壮大なスペクタクルとなる。そこには平安時代の歴史的背景や独自の発想がある。貴種流離譚、夢、予言、亡霊、自然描写、楽器、地理、空間、歌、文、歴史との交渉などに、平安独自の表現が示されていく。多面的に読み解いていきたい。
本授業では『源氏物語』の特質を探ると同時に、読解を通じて、平安文化、平安文学の知識を深める。物語読解の方法を獲得する。『源氏物語』とさまざまな他の作品との連関を紐解きながら、丁寧に読み解いていく。
また、『源氏物語』は後の文学作品だけでなく、絵画や能、歌舞伎、宝塚歌劇、映画などさまざまな形で享受されてきた。授業では、『源氏物語』が影響を与えた後の文学・文化についても考える。
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習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
・平安文学・文化および『源氏物語』についての基礎知識を習得すること。 ・平安文学・文化の特質を理解し、物語読解の手続きと方法を身につけ、それらを用いて授業で学んだ場面について解読し、論理的に述べることができること。 ・『源氏物語』についての特質を学び、理解を深めること。 ・古典の作品を通じて、現在を相対化して、今ここを考えるまなざしを手に入れること。
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授業計画・内容 授業方法 |
1 ガイダンス――『源氏物語』概論 2 賢木巻ラストを読む 3 明石一族との出会い 4 須磨巻ラストを読む――明石一族登場、上巳の祓 5 明石巻を読む――桐壺院の亡霊出現 6 明石巻を読む――光源氏、明石へ 7 明石巻を読む――光源氏と明石入道 8 明石巻を読む――光源氏と明石入道、琴と琵琶 9 明石巻を読む――光源氏と明石の君 10 明石巻を読む――光源氏と明石の君、紫の上の不機嫌 11 明石巻を読む――光源氏放免の宣旨、約束の琴 12 明石巻・澪標巻冒頭を読む――光源氏帰京 13 『源氏物語』とアダプテーション 14 『源氏物語』とアダプテーション 15 まとめ *以上はあくまで予定であり、学生のみなさんとの対話で順序や内容を入れ替えることもある。 *毎回授業の終わりにコメントを書いてもらう。
*授業時に意見や感想を述べてもらったり、ディスカッションすることもある。
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| 授業外学習 |
授業前には、授業で読む予定のテキストの箇所を読み、自分で疑問点などを見つけておく。 授業後には、授業で学んだことや興味を持ったことについて資料を探し、考えを深める。
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| テキスト・参考書等 |
◆テキスト:岩波文庫『源氏物語 (二)紅葉賀―明石』柳井 滋 校注 室伏 信助 校注 大朝 雄二 校注 鈴木 日出男 校注 藤井 貞和 校注 今西 祐一郎 校注 ISBN:9784003510162 (テキストは、角川ソフィア文庫『源氏物語(3) 付現代語訳』訳注 玉上琢弥、ISBN9784044024031 でもよい。) *その他適宜プリントを配布する。
◆参考書は適宜授業時に指示する。 |
| 成績評価方法 |
本授業の到達目標は、「平安文学・文化および『源氏物語』についての基礎的知識を身に付けていること。さらに、物語を読み解く方法を身に付け、それらを用いて、授業で学んだ場面について、論理的分析し述べることができること」である。期末試験70%、小レポート30%で、その到達度合いを測り、以下の通り評価する。
A:平安文学・文化および『源氏物語』についての基礎的知識を正しく身に付けていること。さらに、物語を読み解く方法を身に付け、それらを適切に用いて、授業で学んだ場面について、論理的に特筆すべき水準で述べることができること。 B: 平安文学・文化および『源氏物語』についての基礎的知識を正しく身に付けていること。さらに、物語を読み解く方法を身に付け、それらを適切に用いて、授業で学んだ場面について、論理的にすぐれた水準で述べることができること。 C: 平安文学・文化および『源氏物語』についての基礎的知識を身に付けていること。さらに、物語を読み解く方法を身に付け、それらを適切に用いて、授業で学んだ場面について、論理的に述べることができること。 D: 平安文学・文化および『源氏物語』についての基礎的知識を最低限の水準で、身に付けている。さらに、物語を読み解く方法を身に付け、それらを適切に用いて、授業で学んだ場面について、論理的に述べることについて、最低限の水準を満たしている。 F: 平安文学・文化および『源氏物語』についての基礎的知識を最低限の水準でも身に付けていない。物語を読み解く方法を身に付け、それらを適切に用いて、授業で学んだ場面について、論理的に述べることが最低限の水準を満たしていない。
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質問受付方法 (オフィスアワー等) |
授業時に書いてもらうコメントペーパーで。その他授業時に指示する。 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
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| 備考 |
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