授業方針・テーマ |
ティーンズ向けエンターテインメント小説を読む①
2000年前後に刊行された3つのティーンズ向けエンターテインメント小説を取り上げて、それらがどういう問題を含んでいるのか検討します。これらの作品についての他者の読解(評論など)が、有用である一方、相対化されるべき存在であることを示せればと思います。
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習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
①文学作品の(批判的)読解能力の養成 ②映像化作品との比較という方法論とアダプテーションという概念の認識 ③参照項としての評論に触れるとともに、そこで行われている議論を相対化すること ④ティーンズ向けエンターテインメントへの関心を深める |
授業計画・内容 授業方法 |
<授業計画・内容> 第1回 イントロダクション:問題の枠組み 第2回 (王道としての?)『涼宮ハルヒ』シリーズ①:その概要 第3回 (王道としての?)『涼宮ハルヒ』シリーズ②:「青春の憂鬱」 第4回 (王道としての?)『涼宮ハルヒ』シリーズ③:「セカイ系」 第5回 (王道としての?)『涼宮ハルヒ』シリーズ④:「ライブアライブ」 第6回 (王道としての?)『涼宮ハルヒ』シリーズ⑤:総括 第7回 『All You Need Is Kill』とアダプテーションの問題①:原作について 第8回 『All You Need Is Kill』とアダプテーションの問題②:評論と映画について 第9回 『All You Need Is Kill』とアダプテーションの問題③:映画について(承前) 第10回 『All You Need Is Kill』とアダプテーションの問題④:総括 第11回 『ブギーポップは笑わない』の困難①:問題の所在 第12回 『ブギーポップは笑わない』の困難②:アニメ版第1話~第3話について 第13回 『ブギーポップは笑わない』の困難③:原作/アダプテーションの問題 第14回 『ブギーポップは笑わない』の困難④:実写映画について 第15回 総括
<授業方法> 授業は、講義(リアクションペーパーの内容への言及を含みます)と、テキスト・映像化作品の内容の確認・検討(受講者自身が行うものを含む)が中心です。 |
授業外学習 |
可能な範囲で授業で取り上げる作品に触れてください。 |
テキスト・参考書等 |
二次テキストに関しては、授業内で指示します。 |
成績評価方法 |
レポート 70% 授業への関与(リアクションペーパー等) 30% ※単純な足し算ではないので、数字はイメージ的なものになります。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
①授業前後に直接質問する ②kibacoでメールを送る(返信が遅れることがあります) |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
後期の授業との関連性はややあります(部分的に共通の問題を取り上げている)。 |
備考 |
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