Syllabus
シラバス照会

<< 最終更新日:2026年03月31日 >>
基本情報
科目種別 専門教育科目 授業番号 F3052
学期 後期 曜日
科目 日本文化特殊講義A<904> 時限 4限
担当教員 橋本 ゆかり 単位数 2
科目ナンバリング
※2018年度以降入学生対象
JSX-219-1:人文社会学部専門教育科目

担当教員一覧

教員 所属
橋本 ゆかり 人文学科

詳細情報
授業方針・テーマ 〔重要:この科目は、2018年度以降入学者は「日本文化特殊講義<903>」、2017年度以前入学者は「日本文化特殊講義」を履修登録すること。
 人文社会学部人間社会学科の中学校一種免許(国語)、高等学校一種免許(国語)、を希望する者は、当該科目ではなく、「日本文化特殊講義A<903>」を履修登録すること。(学科共通科目(人文社会学部のページ参照))〕


◆『源氏物語』を読む――須磨・明石巻を中心に◆

本授業では、『源氏物語』の須磨巻終わりから明石巻を中心にを講読する。これらの巻には、光源氏と明石一族との出会いが語られていく。
賢木巻ラストで、朧月夜との密会が露見し、光源氏は須磨に流離の身となる。暴風雨が起こり、海龍王や桐壷院の亡霊が出現するなど、壮大なスペクタクルとなる。そこには平安時代の歴史的背景や独自の発想がある。貴種流離譚、夢、予言、亡霊、自然描写、楽器、地理、空間、歌、文、歴史との交渉などに、平安独自の表現が示されていく。多面的に読み解いていきたい。

本授業では『源氏物語』の特質を探ると同時に、読解を通じて、平安文化、平安文学の知識を深める。物語読解の方法を獲得する。『源氏物語』とさまざまな他の作品との連関を紐解きながら、丁寧に読み解いていく。

また、『源氏物語』は後の文学作品だけでなく、絵画や能、歌舞伎、宝塚歌劇、映画などさまざまな形で享受されてきた。授業では、『源氏物語』が影響を与えた後の文学・文化についても考える。

習得できる知識・能力や授業の
目的・到達目標
・平安文学・文化および『源氏物語』についての基礎知識を習得すること。
・平安文学・文化の特質を理解し、物語読解の手続きと方法を身につけ、それらを用いて授業で学んだ場面について解読し、論理的に述べることができること。
・『源氏物語』についての特質を学び、理解を深めること。
・古典の作品を通じて、現在を相対化して、今ここを考えるまなざしを手に入れること。
授業計画・内容
授業方法
1 ガイダンス――『源氏物語』概論
2 賢木巻ラストを読む
3 明石一族との出会い
4 須磨巻ラストを読む――明石一族登場、上巳の祓
5 明石巻を読む――桐壺院の亡霊出現
6 明石巻を読む――光源氏、明石へ
7 明石巻を読む――光源氏と明石入道
8 明石巻を読む――光源氏と明石入道、琴と琵琶
9 明石巻を読む――光源氏と明石の君
10 明石巻を読む――光源氏と明石の君、紫の上の不機嫌
11 明石巻を読む――光源氏放免の宣旨、約束の琴
12 明石巻・澪標巻冒頭を読む――光源氏帰京
13 『源氏物語』とアダプテーション
14 『源氏物語』とアダプテーション
15 まとめ
*以上はあくまで予定であり、学生のみなさんとの対話で順序や内容を入れ替えることもある。
*毎回授業の終わりにコメントを書いてもらう。

*授業時に意見や感想を述べてもらったり、ディスカッションすることもある。



授業外学習 授業前には、授業で読む予定のテキストの箇所を読み、自分で疑問点などを見つけておく。
授業後には、授業で学んだことや興味を持ったことについて資料を探し、考えを深める。
テキスト・参考書等 ◆テキスト:岩波文庫『源氏物語 (二)紅葉賀―明石』柳井 滋 校注 室伏 信助 校注 大朝 雄二 校注 鈴木 日出男 校注 藤井 貞和 校注 今西 祐一郎 校注
ISBN:9784003510162
(テキストは、角川ソフィア文庫『源氏物語(3) 付現代語訳』訳注 玉上琢弥、ISBN9784044024031 でもよい。)
*その他適宜プリントを配布する。
◆参考書は適宜授業時に指示する。
成績評価方法 本授業の到達目標は、「平安文学・文化および『源氏物語』についての基礎的知識を身に付けていること。さらに、物語を読み解く方法を身に付け、それらを用いて、授業で学んだ場面について、論理的分析し述べることができること」である。期末試験70%、小レポート30%で、その到達度合いを測り、以下の通り評価する。

A:平安文学・文化および『源氏物語』についての基礎的知識を正しく身に付けていること。さらに、物語を読み解く方法を身に付け、それらを適切に用いて、授業で学んだ場面について、論理的に特筆すべき水準で述べることができること。
B: 平安文学・文化および『源氏物語』についての基礎的知識を正しく身に付けていること。さらに、物語を読み解く方法を身に付け、それらを適切に用いて、授業で学んだ場面について、論理的にすぐれた水準で述べることができること。
C: 平安文学・文化および『源氏物語』についての基礎的知識を身に付けていること。さらに、物語を読み解く方法を身に付け、それらを適切に用いて、授業で学んだ場面について、論理的に述べることができること。
D: 平安文学・文化および『源氏物語』についての基礎的知識を最低限の水準で、身に付けている。さらに、物語を読み解く方法を身に付け、それらを適切に用いて、授業で学んだ場面について、論理的に述べることについて、最低限の水準を満たしている。
F: 平安文学・文化および『源氏物語』についての基礎的知識を最低限の水準でも身に付けていない。物語を読み解く方法を身に付け、それらを適切に用いて、授業で学んだ場面について、論理的に述べることが最低限の水準を満たしていない。

質問受付方法
(オフィスアワー等)
授業時に書いてもらうリアクションペーパーで。その他授業時に指示する。
特記事項
(他の授業科目との関連性)
備考