Syllabus
シラバス照会

<< 最終更新日:2024年03月21日 >>
基本情報
科目種別 授業番号 F4218
学期 前期 曜日
科目 フランス語圏文化論 時限 4限
担当教員 大須賀 沙織 単位数 2
科目ナンバリング
※2018年度以降入学生対象
JHH-205-1:人文社会学部専門教育科目

担当教員一覧

教員 所属
大須賀 沙織 人文学科

詳細情報
授業方針・テーマ 【フランス宗教史】
ケルト文化を起源にもつフランスは、初代フランク王クロヴィスの改宗により、カトリック国として歩み出しました。聖王ルイ、ジャンヌ・ダルクのような信心深い人物が生きた中世から、宗教改革、絶対王政、啓蒙思想、フランス革命、ナポレオンの時代を経て、20世紀の政教分離法の成立、そして今日の状況にいたるまで、宗教を軸に、フランスの歴史をたどります。
習得できる知識・能力や授業の
目的・到達目標
・フランス宗教史の流れを大きく捉えられるようになること
・時代や人物ごとの特徴、問題点を自分なりに取り出し、考えられるようになること
授業計画・内容
授業方法
第1回 ガイダンス:フランスの宗教
第2回 ガリアのケルト人、ドルイド教
第3回 初代フランク王クロヴィスの洗礼
第4回 シャルルマーニュの聖別式、ローマ式典礼聖歌の導入
第5回 聖王ルイの信仰、茨の冠とサント・シャペル、十字軍
第6回 百年戦争、ペスト、死の舞踏、ジャンヌ・ダルク
第7回 宗教改革、宗教戦争、アンリ4世、ナントの王令
第8回 太陽王ルイ14世、ガリカニスム、ナントの王令の廃止
第9回 啓蒙思想と神秘思想
第10回 フランス革命と教会
第11回 ナポレオン、政教協約、戴冠式   
第12回 政教分離と現代のカトリシスム  
第13回 現代のフランス社会とイスラム教
第14回 今日のフランス社会と移民の子どもたち
第15回 総括と補足
*授業の進み具合や受講生の関心に応じて、授業計画を変更する可能性があります。

【授業方法】
講義形式で授業を進めます。
授業外学習 ・最終的に、各自一つのテーマを設定し、レポートを作成することになりますので、関連文献を探し、読み進めていくこと。
テキスト・参考書等 毎回プリントを配布します。各回の参考資料は授業の中で紹介します。
授業全体をとおして参照する基本文献は、次の2点です。
・柴田三千雄他編『世界歴史大系 フランス史』全3巻、山川出版社、1995-1996.
・ミシュレ『フランス史』全6巻、大野一道・立川孝一監修、藤原書店、2010-2011.
手もとにあると便利な一冊:佐々木真『図説 フランスの歴史(増補二版)』河出書房新社、2022.
成績評価方法 レポート:70 %(フランス史の中でとくに興味のあるテーマについて掘り下げ、レポートを作成。字数や書き方については授業の中で説明します。)
平常点:30 %(出席状況、コメント)
質問受付方法
(オフィスアワー等)
質問は授業中および前後、またメールで随時受け付けます。
osuga★tmu.ac.jp
特記事項
(他の授業科目との関連性)
フランス語Ⅰ既習者であることが望ましい。
備考