Syllabus
シラバス照会

<< 最終更新日:2024年03月21日 >>
基本情報
科目種別 授業番号 F478
学期 前期 曜日
科目 表象文化論基礎理論 時限 2限
担当教員 古永 真一 単位数 2
科目ナンバリング
※2018年度以降入学生対象
JHC-202-1:人文社会学部専門教育科目

担当教員一覧

教員 所属
古永 真一 人文学科

詳細情報
授業方針・テーマ 《現代思想の基礎知識》  
現代思想の学説の流れや専門用語、重要な固有名詞やテーマについて基礎的な知識を身につける。現代思想と現実社会との関わりや現代思想による文化・芸術の解釈について考える。


習得できる知識・能力や授業の
目的・到達目標
現代思想に関するさまざまな文献から基礎的な知識を習得し、それを使って物事を論理的に説明できるようにする。文化・芸術に関わる事象に対して現代思想を知の分析ツールとして活用できるようにする。
授業計画・内容
授業方法
第1回 授業内容の説明
第2回 現代思想の背景知識(デカルト「コギト」、スピノザ「汎神論」、カント「もの自体」)
第3回 現代思想の背景知識(ヘーゲル「弁証法」、ニーチェ「系譜学」、マルクス主義)
第4回 現象学の展開(フッサール『現象学の理念』)
第5回 実存主義(ハイデガー『存在と時間』)
第6回 フランクフルト学派(ベンヤミン、アドルノ)
第7回 ソシュール言語学と構造主義(レヴィ=ストロース『野生の思考』など)
第8回 中間試験と前半のまとめ
第9回 ポスト構造主義(フーコー『監獄の誕生』)
第10回 ポスト構造主義(ドゥルーズ=ガタリ『アンチ・オイディプス』)
第11回 ポスト構造主義(デリダ『エクリチュールと差異』『グラマトロジー』)
第12回 イタリア現代思想(アガンベン『ホモ・サケル』、ネグリ=ハート『帝国』)
第13回 ポスト構造主義以降の展開(メイヤスー『有限性の後で』、マルクス・ガブリエル『新実存主義』)
第14回 期末試験と解説
第15回 まとめ 


【授業方法】授業では毎週kibacoを通じて配布されるレジュメに基づいた講義をおこなう。疑問点や難易度の高い箇所については随時質問を受けつける。毎回リアクション・ペーパーを活用し、受講者の質問やコメントは次回の授業に反映させる。

授業外学習 授業で配布されるプリントだけでなく、紹介される文献も読んで、毎回の授業の予習・復習をしてくること。学期末に小レポートを課すので自主的な読書を心がけること。

テキスト・参考書等 テキスト: eラーニングシステムを通じて資料を配布する。
参考書:仲正昌樹[ほか]著、『現代思想入門 グローバル時代の「思想地図」はこうなっている!』、PHP研究所。
成績評価方法 授業態度、レビューシート、小レポートを含む平常点(40%)と授業で学んだ知識を問う試験(60%)の合計で評価する。試験で一定の知識を修得していない場合は不可とする。
質問受付方法
(オフィスアワー等)
オフィスアワーについては授業の前後に可能。事前にメール(furunaga-shinichi@tmu.ac.jp)で連絡すること。

特記事項
(他の授業科目との関連性)
過去に《現代思想の基礎知識》を履修した者はこの授業を再度履修することはできない。
第一回目の授業で授業内容を説明するので、受講者は必ず参加すること。
備考