Syllabus
シラバス照会

<< 最終更新日:2024年03月21日 >>
基本情報
科目種別 授業番号 F479
学期 前期 曜日
科目 表象文化論基礎理論 時限 5限
担当教員 福田 貴成 単位数 2
科目ナンバリング
※2018年度以降入学生対象
JHC-202-1:人文社会学部専門教育科目

担当教員一覧

教員 所属
福田 貴成 人文学科

詳細情報
授業方針・テーマ 《メディア理論》
この授業では、メディア環境・メディア文化の歴史と現在を考察するために必要とされる「メディア理論」の基礎を学習する。
習得できる知識・能力や授業の
目的・到達目標
さまざまなメディア理論を、メディア環境・文化を読み解くためのツールとして身につけるとともに、それら理論の歴史的背景や、その可能性と限界についても理解を深める。毎回、特定の理論あるいは概念を取り上げ、その基礎的な概念構成およびその適用可能性を、代表的論者のテクストを参照しつつ学習する。
授業計画・内容
授業方法
第1回 イントロダクション
第2回 メディア理論の手前で:ヴァルター・ベンヤミン (1)
第3回 アウラとその凋落:ヴァルター・ベンヤミン (2)
第4回 メディアの発見:マーシャル・マクルーハン (1)
第5回 人間を拡張する:マーシャル・マクルーハン (2)
第6回 記号を読む:ロラン・バルト
第7回 エンコード/デコード:カルチュラル・スタディーズのメディア理論
第8回 シミュラークルとシミュレーション:ジャン・ボードリヤール
第9回 速度とメディア:ポール・ヴィリリオ
第10回 リメディエーションという思考:ジェイ・デヴィッド・ボルター&リチャード・グルーシン
第11回 技術と時間:ベルナール・スティグレール
第12回 メディアと精神分析:フリードリヒ・キットラー
第13回 デジタル時代のメディア理論 :レフ・マノヴィッチ/マーク・ハンセン
第14回 続:デジタル時代のメディア理論:キャサリン・ヘイルズほか
第15回 まとめ

【授業方法】
講義形式。理論にかかわるメディア・コンテンツの鑑賞も必要に応じておこなう。
授業外学習 あらたに学習した諸概念の意味を明確に把握したうえで、次回授業に臨むこと。
テキスト・参考書等 テキストは指定しない。取り上げる対象ごとに、授業内で参考図書を紹介する。
成績評価方法 平常点50%、中間試験+期末試験50%。 なお平常点は、コメントカードの提出状況および記述内容によって評価する。中間試験を受けなかった者には、期末試験の受験を認めない。
質問受付方法
(オフィスアワー等)
オフィスアワーは設定しない。直接質問したい場合は随時受け付けるので、事前にメールでアポイントメントをとること。メールアドレスは教室で伝える。
特記事項
(他の授業科目との関連性)
・過去に《メディア理論》を履修した者はこの授業を再度履修することはできない。
・仮に対面とオンラインとの併用(いわゆるハイブリッド)開講となった場合、授業の性質と技術的制約に照らして、オンラインには対面と同等の質を保障できない可能性がある。
・紹介した文献には可能なかぎり目を通すこと。直にテクストを読む営為を通じて、概念をツールとして使えることの重要性とともに、ツールの限界もあわせて体感してもらいたい。
備考