Syllabus
シラバス照会

<< 最終更新日:2024年03月21日 >>
基本情報
科目種別 授業番号 F716
学期 前期 曜日
科目 フランス語圏文化史A 時限 4限
担当教員 新田 孝行 単位数 2
科目ナンバリング
※2018年度以降入学生対象

担当教員一覧

教員 所属
新田 孝行 人文学科

詳細情報
授業方針・テーマ フランス映画をつくった女性たち
習得できる知識・能力や授業の
目的・到達目標
・フランス映画の歴史を学ぶ
・フランス映画において活躍した女性たちについて知る
・フェミニスト批評の観点からフランス映画史を考察する
授業計画・内容
授業方法
誕生から現代に到るフランス映画の歴史を、主に女性の監督とスターに焦点を当てながら振り返ります。学問研究も含め、映画をめぐる言説が男性中心主義的な視点によって編成されてきたことに対する批判を踏まえ、本講義では毎回、具体的に何人かの女性たちを取り上げ、彼女たちの活躍を紹介しながらフランス映画史を再検討します。予定している全15回の内容は以下の通り。
第1回 はじめに――映画史、フランス映画史、女性たち 
第2回 映画の発明と劇映画の誕生:アリス・ギイ、ミュジドラ
第3回 アヴァンギャルド映画、社会派映画:ジェルメーヌ・デュラック、マリー・エプシュタイン
第4回 トーキーの到来ーースクリーンのなかの現実派シャンソン歌手:ダミア、フレエル
第5回 1930年代の女性スター①:アナベラ、ダニエル・ダリュー 
第6回 1930年代の女性スター②:ミシェル・モルガン、ヴィヴィアーヌ・ロマンス
第7回 女性編集者の活躍:ミリアム、マルグリット・ルノワール 
第8回 占領期フランスの女性スター:ミシュリーヌ・プレール
第9回 戦後フランス映画における「作者」としての女性①:ジャクリーヌ・オードリー、二コル・ヴェドレス
第10回 戦後フランス映画における「作者」としての女性②:アニエス・ヴァルダ、マルグリット・デュラス
第11回 ヌーヴェル・ヴァーグと女性スター①:ブリジット・バルドー、アンナ・カリーナ
第12回 ヌーヴェル・ヴァーグと女性スター②:ジャンヌ・モロー、カトリーヌ・ドヌーヴ
第13回 ポスト・ヌーヴェル・ヴァーグの女性監督:シャンタル・アケルマン、マリー=クロード・トレユー
第14回 1970年代フェミニズムと女性スター:デルフィーヌ・セリッグ、ロミー・シュナイダー
第15回 現代フランスの女性監督と女性スター
授業外学習 紹介する映画は、授業ではその一部しか見ることができません。関心をもった作品は、ぜひ全体を見てみてください。
テキスト・参考書等 参考文献は授業中に指示します。フランス映画史の著作としては以下を薦めます。
中条省平『フランス映画史の誘惑』、集英社新書、2003年。
成績評価方法 試験期間中に筆記試験を行います。
授業の平常点(50%)、期末試験(50%)で判断します。
質問受付方法
(オフィスアワー等)
質問はkibacoでも受け付けますが、できれば授業中にお願いします。
特記事項
(他の授業科目との関連性)
備考