| 授業方針・テーマ | 刑法総論に関する解釈論を扱う。 | 
        
          | 習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標
 | 刑法の原理と解釈について判例・学説の検討を通じて理解を得ることを目的とする。刑法解釈における具体的な議論を通じ、法的思考力の養成を図る。あわせて、それを論理的に明確な文章として表現する能力の養成を目指す。 初学者を前提とするのはもちろんであるが、国家試験、法科大学院入試等への対応も視野に入れた内容とする。
 
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          | 授業計画・内容 授業方法
 | 基本的には、教科書の記述に従って講述する。 
 1.刑法および刑法学(第1回)
 2.罪刑法定主義と犯罪論(第2回~第4回)
 3.客観的構成要件(第5回~第15回)
 (1) 結果と実行行為
 (2) 不作為犯
 (3) 未遂犯
 (4) 因果関係論
 4.主観的構成要件(第16回~第20回)
 (1)責任主義
 (2)故意論
 (3)過失論
 5.違法論(第21回~第24回)
 (1) 正当業務行為
 (2) 正当防衛
 (3) 緊急避難
 6.責任論(第25回~第27回)
 (1) 責任能力
 (2) 誤想(過剰)防衛
 7.共犯論(第28回・第29回)
 (1) 共犯と正犯
 (2) 共同正犯
 (3) 教唆・幇助
 (4) 共犯の諸問題
 8.罪数論(第30回)
 
 授業方法は、対面の講義形式である。
 
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          | 授業外学習 | 講義において復習ポイントを指示するので、毎回、講義内容を復習することが望まれる。予習が必要な部分については適宜指示する。 
 
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          | テキスト・参考書等 | 教科書 ・前田雅英=星周一郎『最新重要判例250刑法(第13版)』(弘文堂・2023年)
 教科書的参考書
 (以下のいずれかを用意することが望ましい。詳細は初回講義で説明する。)
 ・前田雅英『刑法総論講義(第8版)』(東京大学出版会・2024年)
 ・木村光江『刑法(第5版)』(東京大学出版会・2025年)
 
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          | 成績評価方法 | 学年末の筆記試験による。 | 
        
          | 質問受付方法 (オフィスアワー等)
 | 授業終了後に質問を受け付けるが、その他に時間を取って欲しい場合はアポイントメントを取ること。 連絡方法等については初回講義で説明する。
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          | 特記事項 (他の授業科目との関連性)
 | 基盤科目「刑事法入門」を(同時)履修していることが望ましい。 
 
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          | 備考 |  |