Syllabus
シラバス照会

<< 最終更新日:2025年03月27日 >>
基本情報
科目種別 法学部専門教育科目 授業番号 G0088
学期 後期 曜日
科目 法律学政治学特殊講義(東アジア政治論) 時限 2限
担当教員 小池 求 単位数 2
科目ナンバリング
※2018年度以降入学生対象

担当教員一覧

教員 所属
小池 求 法学科

詳細情報
授業方針・テーマ 本講義では、主として1945年から現在までの東アジア諸国・諸地域の国内政治の変遷と特徴について考える。その際、以下の2点を重視する。①対象時期を国際環境の変化に合わせて、3つの時期に区分し、それぞれの時代的特徴に注目する。②東アジア諸国・諸地域の政治的特徴を理解するために、類似した国際環境にあった諸国・諸地域の体制を比較する。以上の学びを通じて、東アジアの政治・国際情勢の変遷と特徴を理解する。
習得できる知識・能力や授業の
目的・到達目標
本講義の到達目標は、受講生が1945年以降の東アジアにおける政治情勢の歴史的変遷を学んでいくことを通じて、①中国を軸に東アジア諸国・諸地域の政治史を理解し、②それに関連する専門的知識を身につけることにある。そして、③それらの知識を活用して、現在東アジアにおいて起きているさまざまな出来事を歴史的観点、また多様な視点から考察することができるようになることである。
授業計画・内容
授業方法
【授業方法】
授業日前の水曜までにレジュメをkibacoにアップしておくので、各自ダウンロードをしておくこと。
事前配布するレジュメには空欄があり、授業を聞きながらそれを埋めてもらう。レジュメの印刷が不可能な場合は、ルーズリーフやノートなどに空欄の解答やメモを書くこと。
授業中に関連資料の分析などを行ってもらう予定である。
毎回の授業でキーワードを1つ挙げる。この入力により出欠確認を行う。

【授業計画】
講義は以下のスケジュールに沿って行っていく予定であるが、授業の進捗具合により若干の変更が生じる可能性がある。視聴覚資料なども可能であれば利用することも考えている。

第1回 ガイダンス:対象地域・時期を概観する。

第1部 冷戦と東アジアにおける国家建設(1945年~1960年代)
 第2回 なぜ中国は社会主義を選択したのか:朝鮮戦争のインパクト
 第3回 社会主義化をめぐる対立とは:急進と緩和のサイクル
 第4回 省籍矛盾を前提とした党国体制:中華民国
 第5回 社会主義化と「主体」思想の確立:北朝鮮
 第6回 独裁と「民主」のあいだ:韓国

第2部 米中和解から始まる東アジア域内の変化(1970年代~1990年前後)
 第7回 改革開放とは何か:中国の経済成長のメカニズム
 第8回 なぜ天安門事件は起きたのか:政治改革をめぐる路線対立
 第9回 米中和解の衝撃への対応:政治の台湾化
 第10回 維新体制から民主化へ:民主主義の回復の試み

第3部 台頭する中国と東アジア(1990年代~2020年ごろ)
 第11回 市場経済化の完成とその影響:中国共産党の変容と格差社会
 第12回 大国化する中国の夢と現実:核心的利益とは何か
 第13回 民主化後の台湾:繁栄と自立をめぐる葛藤
 第14回 香港の一国二制度とは:民主化から中国化へ

第15回 まとめー東アジア諸国・諸地域の政治体制の特徴と変遷をまとめる―
授業外学習 事前に授業で使用するレジュメおよび関連資料をkibacoで配布する。授業前にレジュメおよび関連資料に目を通し、わからない用語などを参考書やインターネットなどで調べ、講義が対象とする時代に関する基本的な流れを理解し、基本知識を得ておくこと。
テキスト・参考書等 【テキスト】
テキストを使用せず、レジュメを配布する。

【参考書】
中国
久保亨『社会主義への挑戦 1945-1971』(シリーズ中国近現代史④)(岩波書店、2011)
高原明生・前田宏子『開発主義の時代 1972-2014』(シリーズ近現代史⑤)(岩波書店、2014)

川島真・小嶋華津子編著『よくわかる現代中国政治』(ミネルヴァ書房、2020)
益尾知佐子、青山瑠妙、三船恵美、趙宏偉『中国外交史』(東京大学出版会、2017)
毛里和子『現代中国政治【第3版】—グローバル・パワーの肖像—』(名古屋大学出版会、2012)

台湾
若林正丈『台湾の歴史』(講談社、2023)

香港
倉田徹・張彧暋『香港ー中国と向き合う自由都市ー』(岩波書店、2015)
倉田徹『香港政治危機ー圧力と抵抗の2010年代ー』(東京大学出版会、2021)

韓国
木宮正史『国際政治のなかの韓国現代史』(山川出版社、2014)

北朝鮮
平岩俊司『北朝鮮ー変貌を続ける独裁国家ー』(中央公論新社、2013)
和田春樹『北朝鮮現代史』(岩波書店、2012)
成績評価方法 本授業の評価は、期末レポート(100点満点)により行います。
質問受付方法
(オフィスアワー等)
授業前後であれば質問を受けます。それ以外では、初回の授業において受講生に伝えるメールアドレスにメールを送ってもらえれば、随時対応します。
特記事項
(他の授業科目との関連性)
備考