授業方針・テーマ |
共犯論(刑法総論)および社会・国家法益に対する罪(刑法各論)に関する解釈論を扱う。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
刑法一部・刑法二部で十分に扱うことのできない重要テーマを対象として、刑法解釈論の理解を深めるとともに、法的・論理的思考力を涵養することを目的とする。以上と並んで、文書作成能力等の涵養も目指す。 また、国家試験、法科大学院入試等にも対応できる内容とする。 |
授業計画・内容 授業方法 |
全15回を用いて、以下の順序で講述する予定である。
1. 共犯論(第1回~第7回) (1) 共犯と正犯 (2) 共同正犯 (3) 教唆・幇助 (4) 共犯の諸問題 2.罪数論(第8回) 3.社会法益に対する罪(第9回~12回) (1) 放火罪・往来危険罪 (2) 偽造罪 4.国家法益に対する罪(第13回~第15回) (1) 公務執行妨害罪 (2) 犯人隠避・証拠隠滅罪 (3) 賄賂罪
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授業外学習 |
予習については、講義終了時に次回予定を説明するので、それに合わせてテキストに目を通してから講義に臨むこと。 復習については、講義終了時に復習ポイントを説明するので、レジュメ・テキストを使いつつ理解の定着を図ること。 |
テキスト・参考書等 |
教科書 ・前田雅英=星周一郎『最新重要判例250刑法(第13版)』(弘文堂) 教科書的参考書 (以下のいずれかを用意することが望ましい。詳細は開講時に説明する。) ・前田雅英『刑法総論講義(第7版)』(東京大学出版会) ・前田雅英『刑法各論講義(第7版)』(東京大学出版会) ・木村光江『刑法(第4版)』(東京大学出版会) |
成績評価方法 |
学期末の筆記試験による。(100%) |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
オフィスアワー・連絡先については、初回講義時に説明する。 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
「刑法一部」「刑法二部」を受講済みか、少なくとも同時履修していることが望まれる。 |
備考 |
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