Syllabus
シラバス照会

<< 最終更新日:2025年03月27日 >>
基本情報
科目種別 法学部専門教育科目 授業番号 G0170
学期 前期 曜日
科目 法律学政治学特殊講義(サイバーセキュリティ法概説) 時限 3限
担当教員 星 周一郎 単位数 2
科目ナンバリング
※2018年度以降入学生対象

担当教員一覧

教員 所属
星 周一郎 法律学コース

詳細情報
授業方針・テーマ サイバーセキュリティに関する現在の法状況を概観する。現代社会の必須の基盤であるサイバー空間の安全と、サイバーを利用した社会状況の変化に伴う新たな法的課題のうち、いくつかのテーマを取り上げて、考えていくことにしたい。
習得できる知識・能力や授業の
目的・到達目標
サイバーセキュリティと法的課題に関する新たなテーマを主たる対象として考察し、あわせて法解釈論の理解をもさらに深めることを目的とする。
一般的な能力として、法的・論理的思考力を涵養すること、文書作成能力等を涵養すること等も目指す。
授業計画・内容
授業方法
以下の内容で行う。状況変化の激しい領域でもあることから、講義の進行状況なども勘案しつつ、順序や内容について、多少の変更がありうる。

第1回 イントロダクション-サイバーセキュリティ法領域の概要
第2回 サイバーセキュリティ人材・技術情報管理認証制度等
第3回 企業経営・組織運営とサイバーセキュリティ
第4回 インシデントの発生と関係当局との法的関係
第5回 個人情報保護法とサイバーセキュリティ
第6回 営業秘密等の保護とサイバーセキュリティ
第7回 電気通信事業法・プラットフォームの規制・本人確認に関する法令・電話番号管理等
第8回 デジタルフォレンジック・民事訴訟等における法的対応
第9回 不正サクセス禁止法・不正プログラムと刑事処罰
第10回 インターネット利用の不正行為と法的対応⑴─誹謗中傷問題等
第11回 インターネット利用の不正行為と法的対応⑵─AIの利用と悪用
第12回 インターネット利用の不正行為と法的対応⑶─特殊詐欺・匿名流動型犯罪グループ等
第13回 刑事手続法をめぐる諸問題
第14回 重要インフラ分野の規律と安全保障・アクティブサイバーディフェンス
第15回 サイバーセキュリティと国際法
授業外学習 予習については、講義終了時に次回予定を説明するので、それに合わせて参考書等に目を通してから講義に臨むこと。
復習については、講義終了時に復習ポイントを説明するので、レジュメ等を使いつつ理解の定着を図ること。
テキスト・参考書等 ・教科書は指定しない
・教科書に準ずる参考書
 NISC『サイバーセキュリティ関係法令Q&AハンドブックVer.2.0』(2023年)DL可能
・参考書
 増島雅和=蔦大輔『事例に学ぶサイバーセキュリティ-多様化する脅威への対策と法務対応』(2020年)
 鎮目征樹ほか『情報刑法Ⅰサイバーセキュリティ関連犯罪』(2022年)
 中谷和弘ほか『サイバー攻撃の国際法―タリン・マニュアル2.0の解説【増補版】』(2023年)など
成績評価方法 学期末の筆記試験による。(100%)
質問受付方法
(オフィスアワー等)
オフィスアワー・連絡先については、初回講義時に説明する。
特記事項
(他の授業科目との関連性)
備考