| 授業方針・テーマ |
組織が公表する財務書類上の会計言語はビジネスの基本言語であり、その運用能力は現代社会において求められる常識的なスキルとして広く認知されている。会計言語を通じたメッセージは「財務諸表」と総称されるコミュニケーションツールを通じて伝達される。会計メッセージの送り手と受け手との効果的なコミュニケーションを確保するためには、両者が同一のコード(言語規約)を有していなければならない。会計メッセージに関する言語活動、したがって財務諸表の作成活動は「会計基準」によって記号化される。この講義では、会計基準に関する基礎的知識の修得を通じて、会計言語の記号化過程を理解することを目標とする。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
1. 財務諸表の機能と構造に関する総合的知識を修得することができる(専門知識の修得を通じた総合的問題思考力の養成)。 2. 会計基準を通じた会計メッセージの記号化過程と論理構造に関する知識を修得することができる(専門知識の修得を通じた論理的思考力の養成)。 |
授業計画・内容 授業方法 |
【授業計画・内容】 第1回:ガイダンスと財務諸表の概要 第2回;棚卸資産(売上原価の決定と低価基準) 第3回:固定資産(200%定率法) 第4回:固定資産(減損会計) 第5回:固定資産(ファイナンス・リース) 第6回:無形資産(ソフトウェアとのれん) 第7回;外貨建取引(外貨換算) 第8回:中間まとめ(前半部分の復習) 第9回:金融商品(償却原価法と貸倒引当金) 第10回:金融商品(有価証券の評価基準) 第11回:退職給付(退職給付債務) 第12回:収益認識(工事進行基準) 第13回:税効果会計(繰延税金資産) 第14回:企業結合(パーチェス法) 第15回:最終まとめ
【授業方法】 講義を中心とした授業を実施するが、下記【授業外学習】に記載のとおり、適宜(5~6回程度)ミニテストあるいはホームワークを実施する予定である。これによって、学生の理解度を確認しながら、目標到達に必要な知識の修得に努める。授業内での講義は、学修項目に関連した実例について解説を行った後、関連する概念について説明し、その定着をはかるために演習問題を解く、というかたちで展開する。期央に中間試験を実施する。 |
| 授業外学習 |
【授業外学習】 e-learningシステムkibacoを通じてミニテストあるいはホームワークを実施する。説明した概念や計算方法に関する出題が中心となる。ミニテストあるいはホームワークは、授業計画で示された各項目に関する個別的な(総合問題とは異なる)計算・記述問題とする予定である。 |
| テキスト・参考書等 |
【テキスト】 教科書は指定しないが 、e-learningシステムkibacoを通じて講義資料を配布するので、事前に学習しておくこと。 【参考書等】 桜井久勝著『財務会計講義(第25版)』(中央経済社) |
| 成績評価方法 |
基本的に定期試験のスコアに準拠して評価するが、適宜実施するミニテストあるいはホームワークのスコアも加算する。 評価のウェイトは定期試験のスコアを70%、ミニテストおよびホームワークのスコアを30%とする予定である。 定期試験は、到達目標に照らして、財務諸表と会計基準に関する知識を通じて、財務諸表の機能と構造に関する知識を修得できているか否かを確認するために実施する。具体的には、財務諸表の作成に必要な諸概念について説明を求める記述問題と、財務諸表の作成に必要な情報を収集・分析・加工することを求める総合計算問題が中心となる。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
【オフィスアワー】 月曜日の4時限目とするが、メールによる質問も受け付ける。mynoguchi@tmu.ac.jp |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
【他の授業科目との関連性】 前期開講の「会計学入門」で学習した内容を前提に講義を実施する。 |
| 備考 |
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