Syllabus
シラバス照会

<< 最終更新日:2024年03月29日 >>
基本情報
科目種別 専門教育科目 授業番号 I0462
学期 前期 曜日
科目 化学概説Ⅰ(生命科学科用) 時限 4限
担当教員 池谷 鉄兵 単位数 2
科目ナンバリング
※2018年度以降入学生対象

担当教員一覧

教員 所属
池谷 鉄兵 化学科
伊藤 隆 化学科

詳細情報
授業方針・テーマ 化学概説I(化学科以外向け)およびIbは,有機化学の入門コースで化学コース以外の学生を対象とする講義である.高校までに学んだ有機化学の知識の上に,電子論で考える有機化学を習得し,有機化学の基本的概念・原理に加え,各種化学種の合成・反応性について学ぶ.
現代社会では,有機化学は私達の日常生活に密接なかかわりをもっている.この講義を受講することによって,私達の身のまわりにある様々な有機化合物や,私達の体の中での有機化合物の振る舞いに対して,正しい知識の習得と理解を目指す.
習得できる知識・能力や授業の
目的・到達目標
この講義の目的は,有機化学の基本を習得することによって,その社会的な応用と生体における機能を理解する素地をつくることにある.この講義を受講することにより,有機化学を電子的に捉え,説明することができるようになり,暗記に頼っていた有機化学からの脱却ができるようになる.また,教職課程の理科の免許を取得するための科目でもある.
授業計画・内容
授業方法
【授業計画・内容】
第1回 有機化合物の電子構造 (1)
第2回 有機化合物の電子構造 (2)
第3回 分子の中の電子のかたより
第4回 有機分子の形と立体化学 (1)
第5回 有機分子の形と立体化学 (2)
第6回 アルケンとアルキン (構造,反応,命名) (1)
第7回 アルケンとアルキン (構造,反応,命名) (2)
第8回 芳香族炭化水の基本骨格と反応 (1)
第9回 芳香族炭化水の基本骨格と反応 (2)
第10回 ハロゲン化アルキル (1)
第11回 ハロゲン化アルキル (2)
第12回 アルコールとエーテル
第13回 カルボン酸とその誘導体 (1)
第14回 カルボン酸とその誘導体 (2)
第15回 アミンとニトロ化合物

【授業方法】 授業は講義形式で行う.まとまった単元ごとに小テストを行い,成績に加味する.


【授業方法】 主に対面講義形式で実施する.まとまった単元ごとに小テストを行い,成績に加味する.状況に応じてオンライン形式へ変更する可能性もある.
授業外学習 毎回の授業の前に必ず教科書の予習を行い,内容を把握した上で授業に臨むこと.また授業後は必ず復習を行うこと.
テキスト・参考書等 テキスト: 「ベーシック有機化学」 山口良平,山本行男,田村類著 化学同人
成績評価方法 授業への参加度と小テスト(20%),および期末試験(80%)で評価する.また,状況に応じて中間テストを課す場合もある.期末試験については,到達目標に基づき,有機化合物の電子的解釈の仕方,各種原理,立体構造,および反応性に関する問題を設定し,的確に解答できているかを観点として評価する.
質問受付方法
(オフィスアワー等)
オフィスアワーは特に設定しないが,直接質問したい場合は随時受付する.事前にメールでアポイントメントを取ること(伊藤:ito-yutaka@tmu.ac.jp,池谷:tikeya@tmu.ac.jp).
特記事項
(他の授業科目との関連性)
受講人数が多いので下記のようにクラス分けをする.担当の教員の授業を受講すること.

伊藤: 理学部(物理),システムデザイン(全学科)
池谷: 理学部(生命,数理),都市環境学部(全学科),健康福祉学部(全学科),その他の所属


化学概説IおよびIbは,大学で学ぶ有機化学の基礎を習得する科目であるから,なるべく早い時期に受講することが望ましい.
同一科目名の講義を2クラス同時に開講する.授業の第一回目にクラス分けを行うので,注意すること.
なお,本講義を履修するものは,高校で「化学基礎」,「化学」(または「化学I」,「化学II」)を履修し,高校化学の基礎知識を有する学生を対象とする.
対面講義を予定しているが,状況の変化に応じてオンライン講義へ変更する可能性もある.講義の連絡はkibacoを通して通知する.
備考