授業方針・テーマ |
基本的にデータベースは,多くの利用者が共有するビッグデータを格納管理するのに不可欠なシステムである.最近では,データベース管理システムは,データマニング・データ解析,ビッグデータ応用で対象となる大量データの効率的管理にも利用されている.データベースから利用者が求める情報を柔軟に検索し,変形し,さらに仮説(モデル)の生成もできる,問い合わせ言語SQLやその実現手法,その基盤となる考え方について説明する. 特に卒業後に社会で出会う,データエンジニア・データサイエンティストが修得すべき基本技術の一つとして,教科書を使いながらわかりやすく講義する. |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
データベースに関する以下の項目を取得する. ・データベースの基本概念 ・関係データベースを中心にしたデータ構造,データ操作,データ制約 ・データベース問い合わせ言語SQL(基本的データ操作とデータ分析・機械学習) ・データベースの設計(正規化理論) ・データベースの実現方式(構成法や問い合わせ最適化) ・進んだ話題(仮説の生成と解釈,NoSQLなど) |
授業計画・内容 授業方法 |
1. 講義の概要説明 2. ビッグデータと仮説 3. データベースとデータモデル 4. 関係データモデル 5. 関係データベース 6. 問い合わせ言語SQL その1 7. 問い合わせ言語SQL その2 8. 問い合わせ言語SQL その3 9. 問い合わせ言語SQL その4 10. 問い合わせ言語SQL その5 11. 問い合わせ言語SQL その6 12. 問い合わせ言語SQL その7 13. 問い合わせ言語SQL その8 14. データベースの設計と構成法 15. データベースの最適化,まとめ 【授業方法】 教科書に準拠したスライドを用いて講義する. |
授業外学習 |
授業前に30分,授業後に60分の自習を行うこと |
テキスト・参考書等 |
教科書 モダンSQL~データ管理から分析へ 共立出版 2023 参考書 情報工学レクチャーシリーズ「データベース」森北出版 2008 |
成績評価方法 |
授業態度(出席状況等)は,期末テストを受ける資格を得るための前提条件となる.成績は期末テストの結果をもとにして判定する. |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
オフィスアワーの代わりとしてメールによる問い合わせを受け付ける |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
・【他の授業科目との関連性】 ・本授業では通常は授業中にパソコンを用いることはないため、本授業のためにノートパソコンを持参する必要はないが、ノートパソコンが必要となる場合には事前に授業内で指示する。 ・本授業は欠席した学生の利便性のために、講義を録画・録音する予定である。この場合、教室での受講生の映像や音声が収録される可能性があるので了解しておくこと。 |
備考 |
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