授業方針・テーマ |
地誌学という分野の歴史と方法を概説した上で、事例を挙げつつ日本の地域特性について議論する。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
地図・写真・統計・文献資料などに基づいて地域を総合的に捉える方法を習得するとともに、戦後日本の地域特性がどのように形成されてきたかを、歴史性と空間スケールを意識しつつ理解する。 |
授業計画・内容 授業方法 |
第1回~第10回では地誌学の歴史と方法を概観した上で、日本の自然・文化的特徴と戦後の地域形成をマルチスケールで捉える。第11回~第14回では東京とその近郊を事例に、よりローカルな地誌を歴史的視点から描き出す。最後に第15回で授業の内容を振り返り、日本の地域特性を改めて考え、レポートについて説明する。なお、途中で授業内容の理解度を確認するための小テストを行う。 第1回 ガイダンス、地誌学の歴史 第2回 地誌学の方法 第3回 日本の自然環境と人間生活 第4回 日本の風土と文化 第5回 日本の生業と産業の地域性 第6回 戦後日本の経済成長に伴う地域形成 第7回 戦後日本の人口動態に伴う地域形成 第8回 戦後日本の国土開発と地域政策 第9回 大都市圏と地方圏、都市と村落の形成と変容 第10回 グローバリゼーションとローカリゼーション 第11回 東京の地誌(1):関東大震災後の東京 第12回 東京の地誌(2):戦後の東京 第13回 川崎の地誌(1):工業都市の形成と変容 第14回 川崎の地誌(2):都市再開発による地域の変容 第15回 まとめ、レポートについて |
授業外学習 |
・折に触れて、授業内容に関連した作業課題を行ってもらう。 ・授業内容を補足する、あるいは授業中に扱い切れない話題に関する参考資料を配布するので、授業後に確認し、理解を深めてほしい。 |
テキスト・参考書等 |
テキストは使用しない。kibakoを通じて、あるいは授業時に資料を配布する。 |
成績評価方法 |
成績は作業課題(20%)、小テスト(20%)、期末レポート(60%)で評価する。期末レポートでは、自分の関心のある地域について地誌を書いてもらう。授業内容を踏まえているかどうか、地誌学的なものの見方を理解できているかどうかを評価のポイントとする。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
オフィスアワー:火曜2限 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
この授業は、2年次以上の学生のみ履修することができる。受講者には、授業内容に関連した課題について簡単なレポートを作成してもらう。 地理環境学科の学習・教育到達目標との対応: B-2 |
備考 |
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