授業方針・テーマ |
地図に関する次の各項について学習する。 地図とは何か/測量と地図の歴史/航空写真測量の方法/地形図作成作業の方法と問題点/地球楕円体と地図投影法/GIS/GPS/リモートセンシング/主題図の作成方法/地図の記号論/メンタルマップの性質/デジタル地図の表現/デジタル地図の利用 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
上記各項について基本的な理解が得られ、地図の原理や作成・表現方法についての知識を修得することが、この授業の目的である。 |
授業計画・内容 授業方法 |
この授業は、講義,授業中の作業、レポート作成などを通じて進めていく。日程は6月7日、14日、21日の3日間で、それぞれ5コマずつ開講する予定。 第1回 ガイダンス:地図の歴史(小堀) 第2回 地図投影法と測地系(小堀) 第3回 基本図の作成方法:基準点、写真測量(小堀) 第4回 基本図の表現と利用方法:地形図図式と読図の実際(小堀) 第5回 基本図から主題図作成へ:官と民の地図作製の違い(小堀) 第6回 民間の地図業界について(塚田) 第7回 新しい地図表現:凸凹地図など(塚田) 第8回 地図でウソをつく方法:主題図作成の舞台裏(若林) 第9回 空間スケールと地図(若林) 第10回 地名と地図をめぐる諸問題(若林) 第11回 主題図による地理情報伝達の基礎(若林) 第12回 デジタル地図の表現と利用 (若林) 第13回 メンタルマップ:頭の中にも地図がある (若林) 第14回 地図と社会(若林) 第15回 レポート解説(若林)
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授業外学習 |
受講者には、授業内容に関連した課題について簡単なレポートを作成してもらう。 |
テキスト・参考書等 |
教科書は指定しない。おもな参考書として以下のものがある。 浮田典良・森 三樹 2004. 『地図表現ガイドブック』ナカニシヤ出版 菊地俊夫・岩田修二編著 2005. 『地図を学ぶ』二宮書店 若林芳樹 2018. 『地図の進化論』創元社 羽田康祐 2021. 『地図リテラシー入門』ベレ出版 |
成績評価方法 |
1) 担当者それぞれが分担終了時に課すレポートまたは試験 (60 %)、 2) 授業中の作業、宿題 (40 %) を評価する。学期末の試験あるいはレポートは、学習成果が挙がっていないと判断された場合に実施する。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
授業終了後随時 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
履修上の注意事項: 3人の担当者が分担する。 関連科目:地理環境科学基礎演習 I・II 、地理情報科学 、 測量実習 、都市環境学部都市基盤環境学科/ 他学科の測量関係の講義・実習 地理環境学科の学習・教育到達目標との対応: D-4, J |
備考 |
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