授業方針・テーマ |
地理学概説Ⅰを事前に復習しておくこと。また、初回に紹介する参考図書は図書館や資料室にあるので、授業計画・内容に示した項目について事前に参照しておくこと。土壌の成因、構成と機能について理解することを目指し、気候・生物・地形・母材・時間の土壌生成因子によって異なる土壌が成立することを環境条件と土壌図の関係から読み取ることを学習する。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
土壌の機能を植物生育(自然発生的且つ人為的)の立場から理解し、さらに土壌の地理的分布が環境因子の影響を受けていることについて理解する。 |
授業計画・内容 授業方法 |
1.土壌圏における土壌の分布 2.気候と水の動態(降水量と蒸発散量) 3.水の性質と土壌水分 4.成帯性土壌と成帯内性土壌 5.土壌に対する水の作用(地形と水の動態) 6.水が作用する土壌生成作用(成帯内性土壌の場合) 7.水が作用する土壌生成作用(成帯性土壌の場合) 8.土壌の物理的構成(なぜ、水の動きに違いがあるのか?) 9.土壌の物理的構成と環境(大気へのガスフラックス) 10.土壌の構成成分(一次鉱物から二次鉱物へ) 11.土壌の構成成分(生物作用と有機成分) 12.環境が構成成分に及ぼす影響 13.土壌の分類と分布(土壌図と地形図) 14.現代における人と土壌の関わり合い 15.土壌資源の未来
|
授業外学習 |
事前にkibacoにアップロードした資料をダウンロードし,内容を確認しておくこと。授業中または事前に出された質問事項の回答に際し,授業資料に記載された参考図書などを参考にすること。授業ではkibacoに投稿された解答や授業中の質問への回答に応じて論議を進める。 |
テキスト・参考書等 |
参考図書:土壌サイエンス入門 第2版(文英堂出版)、「土壌学の基礎」―生成・機能・肥沃度・環境、松中照夫著(農文協)、土壌環境学(朝倉書店)この他に授業資料作成に用いた参考図書は初回に紹介する。 |
成績評価方法 |
まとまった単元に対する試験を2課題:50%、各時間における質問事項への解答:50%、により評価を行う。土壌の構成、構造と機能、に関して理解し、さらに、土壌生成因子と地理的分布の関係、土壌分類と土壌図に関する内容への理解度に応じて評価をする。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
kibacoに記載されたメールアドレス 水曜日の5時間目 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
地理学概説Ⅰ,地理環境科学実習Ⅱ,植生地理学,環境地理学 地理環境学科・コースの学習・教育到達目標との対応:D-5 |
備考 |
|