授業方針・テーマ |
環境応用化学基礎ゼミナール1A/Bに引き続き、応用化学に関連したより専門的な内容のテーマを授業パート毎に設定し、その内容に関して集中的に講義、課題調査、グループ討論、発表を行うことにより、大学での学びに必要となる「基礎的な学習スキル」や「能動的な学修姿勢」をより確実なものとする。また、卒業後の進路や将来の目標に向けた学部4年間の過ごし方(キャリア教育)、課題発見や問題解決の能力(PBL教育)、科学に関連した英語の4技能:読む、書く、聞く、話す(化学英語教育)を習得する。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
・卒業後の進路や将来の目標を明確にして、学部4年間を能動的かつ有意義に過ごすことができるようになる。 ・与えられたテーマに対して自ら課題を見つけ出し、科学的な文献調査を行い、グループワーク(協働作業)を通じて、問題点を明らかにして解決策をまとめ、自案の発表(提案)と他者との討論ができるようになる。 ・科学(化学)の英文資料を日本語と同じように読み取り(または聞き取り)、理解するためのスキルを身につける。 ・在学中や卒業後に必要となる協調性とコミュニケーション能力、考えをまとめ正確に伝える論理的な文章力およびプレゼンテーション能力を身に付けることができる。 |
授業計画・内容 授業方法 |
授業計画 環境応用化学基礎ゼミナール2A 第1回 履修ガイダンス、キャリア教育1(外部講師による講演) 第2回 キャリア教育2(外部講師による講演、就職担当教員による講義) 第3回 キャリア教育3(大学院生・留学経験者などによる講演) 第4-6回 日本語Project Based Learning (PBL)(先端的な応用化学・材料化学のテーマに関する講義) 第7回 化学英語(英語論文の読み方、化学英語の書き方、化学英語教材のリスニング、英語発表の仕方を通じて、化学英語4技能の基礎を学ぶ) 第8回 まとめ
環境応用化学基礎ゼミナール2B 第1-2回 日本語PBLの課題内容について英語発表 第3-5回 英語PBL(応用化学に関する英文資料を読み、資料作成を行い発表する) 第6回 分子軌道計算(Hueckel法)と分子モデリングソフト(Avogadro) 第7回 まとめ 第8回 後期の振り返り、未来履歴書の作成
授業方法 ゼミ形式による授業。2Aの第4-6回、2Bの第1-2回と第3-5回のPBL型授業では、3つのクラスに分かれてグループ毎に課題を選定し、グループワークにより課題に取り組む。2Bの第1-2回講義では、2Aの第4-6回講義(日本語PBL)の課題で、グループ毎に英語発表を行う。TAから指導を受けながら、文献資料の検索、英文資料の読解、発表資料の作成、発表と質疑討論を行い、レポートを提出する。
授業外学習 授業課題に関してグループ毎に図書館などで文献・資料調査を行い、発表の準備やレポート作成を行うこと。kibaco上の参考資料を読んで予習しておくこと。 |
授業外学習 |
各回の授業内容で必要とされる予習、復習をして授業に参加すること。また、課題・宿題を複数課すため、これらを指定期限までに提出すること。 |
テキスト・参考書等 |
教科書:國安 均「化学英語101 リスニングとスピーキングで効率的に学ぶ」(化学同人 2007年)定価3,240円、宮野公樹「研究発表のためのスライドデザイン」(講談社 2013年)定価972円 その他、必要に応じて資料を配布する。
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成績評価方法 |
・全出席を原則とする(単位取得要件)。病気で欠席した際は診断書を提出すること。正当な理由なく欠席・遅刻・早退した場合は単位を認めない。 ・一週間の学習履歴(計15回)の提出のほか、授業テーマごとの達成度確認シート、期末自己評価等の全ての書類提出と、全ての課題のレポート等の提出で評価する(単位取得要件)。また、TOEICあるいはTOEFLのスコア(10月末まで)を提出することが単位取得の要件である。 ・成績はまず授業テーマ毎に上記の到達目標への到達度を5段階で採点(2Aは課題の理解度や文献調査法、資料のまとめ方、発表に関する技能の習熟度および協働作業における貢献度、2Bは科学英語の4技能やプレゼンテーションの習熟度とレポートの完成度および協働作業における貢献度を中心に評価する)した後、それらを平均して評価する。なお、提出物の遅延や記述の不備および協働作業における貢献度や協調性が低い場合は減点となる。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
【取りまとめ担当】 柳下 崇 【オフィスアワー】 月曜2-3限(事前にメール連絡することが望ましい) 【連絡先】yanagish@tmu.ac.jp |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
【他の授業との関連性】 応用化学に関連した実験テーマを課すので、「環境調和化学入門」「エネルギー化学入門」「先端生命化学入門」を履修することが望ましい。 【その他】 環境応用化学科の新入生(再履修も含む)を対象としたコース独自の基礎ゼミナールであり、必修科目(年次指定科目)である。受講資格のある学生については履修登録されるのでWeb申請の必要はないが、初回授業を欠席すると履修登録されないので注意すること。なお、TOEIC、TOEFLはスコア提出期限(10月末まで)に間に合うように各自でテストを受けること。 |
備考 |
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