Syllabus
シラバス照会

<< 最終更新日:2025年03月24日 >>
基本情報
科目種別 専門教育科目 授業番号 L0287
学期 前期 曜日
科目 プラズマ工学 時限 1限
担当教員 内田 諭 単位数 2
科目ナンバリング
※2018年度以降入学生対象

担当教員一覧

教員 所属
内田 諭 電気電子工学科

詳細情報
授業方針・テーマ 主として放電プラズマの基本的な考え方について講述する.
習得できる知識・能力や授業の
目的・到達目標
気体中の電磁界下における荷電粒子の運動を基礎として,電磁界による荷電粒子の運動の制御,気体の絶縁破壊やその抑制,各種気体放電を用いたプラズマの発生とその特徴,プラズマを利用した先端応用技術を理解することを目的とする。
授業計画・内容
授業方法
【授業計画・内容】
1 ガイダンス:プラズマの概要と基礎事項
2 電離気体中の衝突現象(1):速度分布関数
3 電離気体中の衝突現象(2):衝突の種類
4 電離気体中の衝突現象(3):原子・分子の構造
5 放電の開始条件:絶縁破壊条件(タウンゼント条件、ストリーマ条件)
6 放電の定常状態:タウンゼント放電、グロー放電、アーク放電等
7 放電用高電圧の発生と計測:直流高電圧,パルス電圧,高電圧や大電流の計測
8 デモ実験:衝撃電圧発生装置,各種光源他
9 プラズマの性質(1):流体方程式と輸送係数
10 プラズマの性質(2):デバイ遮蔽,シース
11 プラズマ中の振動と波動(1):電磁波の復習
12 プラズマ中の振動と波動(2):プラズマ中を伝搬する電磁波
13 プラズマの生成:各種方式によるプラズマ生成法
14 プラズマの応用技術(1):半導体プロセス技術,光源技術
15 プラズマの応用技術(2):エネルギーとしての応用

※授業方法は原則として対面方式だが,実施が難しい場合はオンラインで行う.デモ実験を実施できない場合は映像での公開に切り替えるか,または,応用技術の話題を拡張する.
授業外学習 テキストや参考書,補足資料をよく読んで,次回の授業範囲を予習し,基本原理や公式,専門用語の意味等を理解しておくこと.また,授業時に指定された提出課題を行うこと.
テキスト・参考書等 テキスト: 八坂保能著,「放電プラズマ工学」,森北出版(2007)
参考書: 行村健編著,「放電プラズマ工学」,オーム社(2008)
     畠山力三,飯塚哲,金子俊郎著,「プラズマ理工学基礎」,朝倉書店(2012)
補足資料: kibacoにアップロードする.
成績評価方法 授業への関与,演習課題の提出および期末試験の結果を10%,30%,60%のウエイトで評価する.

※試験の実施が困難な場合は,レポート課題の提出をもってそれに替える.
質問受付方法
(オフィスアワー等)
原則として,毎週金曜日5時限をオフィスアワーに設定する.質問があれば,直接研究室(6-424)まで来ること.

※対面による実施が困難な場合は,メール等で対応する.
特記事項
(他の授業科目との関連性)
「基礎電磁気学」(2年次,前期,2単位),「電磁気学」(2年次,後期,2単位),電磁波工学(3年次,前期,2単位)
備考