授業方針・テーマ |
乳幼児教育の専門性をテーマとし、先行研究、資料収集と分析の技法という二つの観点から、乳幼児教育の専門性研究の方法論を習得する。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
乳幼児教育が抱える今日的課題を理解すると共に、乳幼児教育の専門性を研究する上での基本的概念、研究倫理を含む研究方法の習得を目指す。 |
授業計画・内容 授業方法 |
第1回:国内外の乳幼児教育の実態①:OECD調査を中心に 第2回:国内外の乳幼児教育の実態②:保育者の労働調査を中心に 第3回:同僚性に関する研究動向①:教師を対象として 第4回:同僚性に関する研究動向②:保育者を対象として 第5回:同僚性に関する研究動向③:実践研究の検討 第6回:専門家共同体に関する研究動向①:教師を対象として 第7回:専門家共同体に関する研究動向②:保育者を対象として 第8回:専門家共同体に関する研究動向③:実践研究の検討 第9回:国内外の「保育の質」研究①:OECD調査を中心に 第10回:国内外の「保育の質」研究②:評価の基準と方法 第11回:国内外の「保育の質」研究④:子どもの発達との関連から 第12回:国内外の「保育の質」研究⑤:家庭支援の関連から 第13回:保育・教育研究の倫理 第14回:専門性研究の方法論と認識論①:実証主義と構築主義 第15回:専門性研究の方法論と認識論②:象徴的相互行為論 第16回:専門性研究の方法論と認識論③:構造主義モデル 第17回:研究のデザイン①:質的研究のプロセス 第18回:研究のデザイン②:サンプリングの方法 第19回:研究のデザイン③:事例研究 第20回:研究のデザイン④:比較研究 第21回:データの収集と分析①:口頭データの収集 第22回:データの収集と分析②:フォーカス・グループ 第23回:データの収集と分析③:半構造化インタビュー 第24回:データの分析と解釈①:ソフトウェアを用いた分析 第25回:データの分析と解釈②:コード化とカテゴリー化 第26回:データの分析と解釈③:解釈法の概要 第27回:研究論文の執筆に向けて 第28回:受講生によるプレゼンテーション①:研究目的 第29回:受講生によるプレゼンテーション②:研究方法と結果、考察 第30回:議論のまとめと研究課題の提起
テキストの輪読を基本とし、毎回レポーターによる報告を受けてディスカッションを行い、その成果をふまえた個人の最終レポートにより、参加者間で課題を整理・共有する。
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授業外学習 |
事前に配布資料を読んで授業に臨むこと。レポート課題を提示した場合は、作成した上で授業に臨むこと。 |
テキスト・参考書等 |
参加者と相談しながら購読テキストを選定する。 |
成績評価方法 |
本授業は以下の観点から評価する。 (1)テキストの読解、ディスカッションの応答の適切さ(30%) (2)ディスカッションをふまえた問題設定ならびに考察・論述の適切さ(30%) (3)より発展的な研究へとつなげる論点の提出(40%) |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
質問は授業後に適宜受け付ける。 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
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備考 |
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