授業方針・テーマ |
西洋経済史の代表的なテキスト、フィールド・トップ誌の研究成果を批判的に読み込み、近年の西洋経済史における研究成果の吸収と、研究動向の把握を行います。また、論文執筆(特に経済史系)に必要な調査法、リサーチ・デザインについて学びます。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
・経済史研究をおこなう上での基礎的素養の習得 ・近年の西洋経済史研究成果の把握 ・社会科学系・人文学系学術論文作成のための方法論の習得
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授業計画・内容 授業方法 |
テキスト・学術誌の輪読を行います。発表者を決め、テキストの各章を要約し、疑問点・論点を提示してもらいます。それらに基づいて、参加者同士で議論をし、理解を深めます。 学術誌の輪読にあたっては、受講者の関心に従って論文を選びます。13-15に示した雑誌はあくまで一例です(『社会経済史学』、『歴史と経済』、『経営史学』、Economic History Review, Journal of Economic History, Explorations in Economic History, Business History Review, Business History, Enterprise & Societyがまずの候補です)。
【授業方法】メディア授業(初回はハイブリッド授業になります。希望聴取し、数回程度ハイブリッド授業も予定)
1. 授業ガイダンス 2. 【テキスト】古代から中世へ:ヨーロッパにおける市場社会の形成 3. 【テキスト】ヨーロッパの拡大と国際競争の開始 4. 【テキスト】17~18世紀の「経済危機」と国家の形成 5. 【テキスト】ヨーロッパの工業化をどうとらえるか 6. 【テキスト】ヨーロッパにおける工業化の始動:「イギリス産業革命」と地域工業化 7. 【テキスト】さまざまな工業化:地域と諸国家 8. 【テキスト】「第2次産業革命」の時代:19世紀末のさらなる変化 9. 【テキスト】ヨーロッパの外で:北米経済の台頭とビッグ・ビジネス 10. 【テキスト】世界大戦とヨーロッパ経済 11. 【テキスト】第2次大戦後のヨーロッパ経済 12. 【テキスト】EUへの道:ヨーロッパ経済統合の進展 13. 【学術誌】『社会経済史学』から 14. 【学術誌】Economic History Reviewから 15. 【学術誌】Journal of Economic Historyから
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授業外学習 |
受講者は、テキスト・論文を事前に読み、発表する場合は、発表準備を行ってください。
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テキスト・参考書等 |
奥西孝至、ばん澤歩、堀田隆司、山本千映(2010)『西洋経済史』有斐閣アルマ |
成績評価方法 |
平常点(発表の水準、授業中の参加姿勢等)により評価します。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
初回に説明します。前日までにメールで予約してください。 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
履修する場合には、必ず初回授業に参加してください。 メディア授業(初回はハイブリッド授業になります。希望聴取し、数回程度ハイブリッド授業も予定) |
備考 |
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