授業方針・テーマ |
最も身近なモバイル端末であるスマートフォンは、単に片手で持てるコンピュータというだけでなく、日々持ち歩き、移動しながら使うという、コンピュータの利用方法にパラダイムシフトを起こした。これまでにインターネットの普及により、地理的な距離に関わらず情報のやりとりを行えるようになり、もはや地球上での位置はコミュニケーションに関係ないと考えられるようになった。ところが、移動体通信であるスマートフォンの普及により、再び「いつ、どこに居るのか?」という時間と位置の情報(時空間情報)の重要性が増している。本講義では、時空間情報を有するビッグデータに対する、データ処理・可視化のアルゴリズムについて、実践を交えて学ぶ。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
・時空間情報処理技術に関する基礎技術を学ぶ ・時空間情報処理技術に関する研究動向を調査する ・時空間情報処理技術に関するデータ処理アルゴリズムを学ぶ ・時空間情報処理技術に関するデータ処理アルゴリズムを実装する |
授業計画・内容 授業方法 |
授業方法: 第1回:ガイダンス 第2回 ~ :基礎技術と研究動向の学習 第5回 第6回 ~ :時空間情報処理アルゴリズムの理解 第10回 第11回 ~ :時空間情報処理アルゴリズムの実装 第15回
※ 本講義で扱うアルゴリズムを以下に列挙する。 - Frequent Items Problem - Burst Detection - Density Based Clustering - Shortest Path Problem - Geographical Data Visualization
※ 資料の閲覧や実装演習に利用するため、インターネットに接続可能なPCを持ち込む事。 ※ 講義後半は演習形式で行う事を想定している。 ※ 受講人数によってはグループワークとする事がある。 |
授業外学習 |
予習に必要な項目は講義内で示す。 |
テキスト・参考書等 |
基本的にはWebで公開された資料を用いる。参照すべき資料は講義内で示す。 |
成績評価方法 |
講義内で複数回課すレポートによって評価する。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
質問がある場合は、講義内での積極的な発言を期待する。居室への来訪も歓迎するが事前に日程をメールにて相談する事。 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
(関連講義)データ構造とアルゴリズム / データベースシステム |
備考 |
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