授業方針・テーマ |
[※担当教員変更予定] 近代日本の食と空間 近代日本の「食」について、史料をもとにした発見や理解を得ることを目指す。ここで「食」とは、食物の選定・流通・調理過程や、食事を行う場、消化によって形作られる身体性といった、人間が食べることをめぐる様々な事象を指し、とりわけその空間性に焦点を当てる。現在の私たちをとりまく「食」に関する歴史的な理解を深めることを目指すとともに、こうした身近なテーマを歴史的に考える方法を習得することを目指す。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
①「食」のように私たちが日々接し行っている身の周りの事象を、歴史的に考える力を養うことを目指す。 ②また、そこで得た思索を史料等によって深めたり再考したりする力を養うことを目指す。
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授業計画・内容 授業方法 |
①ガイダンス 食と空間をめぐって ②近世の食をめぐる状況―身分・食物・栄養 ③食へのまなざし―欧米の食について ④19世紀の食―食物と流通 ⑤19世紀の食―科学と軍 ⑥19世紀の食―産業化と共食・外食 ⑦都市化のなかの食―調理教育・器具・移民 ⑧農村の食世界 ⑨戦時下の変化―配給と肉体 ⑩食における占領と復興 ⑪高度経済成長期の食―近代家族との関係 ⑫高度経済成長期の食―食品産業の変化 ⑬高度経済成長期の食―消費者の視線 ⑭20世紀末の食 ⑮食の現代―美食・身体性・エコロジー |
授業外学習 |
各回の配布物・参考文献・課題を通じて1時間ほどの復習時間を求める。 |
テキスト・参考書等 |
テキストは指定せず、参考書等は授業の回ごとに提示する。 |
成績評価方法 |
平常点40%(課題・コメントの提出によって評価する) 期末レポート60%
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質問受付方法 (オフィスアワー等) |
授業後に受け付けるほか、メールでも受け付ける。 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
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備考 |
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