| 授業方針・テーマ |
「中世ヨーロッパ」と聞いてどのようなイメージを持つだろうか。勇壮な騎士、ユーモラスなロマネスク美術から魅力的な時代だと思う人もいれば、暴力にあふれ不潔でキリスト教を盲信する「暗黒の」時代だと思う人もいるだろう。本講義では、史料を読み解きながら中世ヨーロッパにまつわるファクトとフィクションの関係を見定め、過去を知ることの意味を一緒に考える。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
1. 中世ヨーロッパ史に関する基礎的知識を習得できる。 2. 中世ヨーロッパ史に関する歴史観が構築されるプロセスを理解できる。 3. ファクトとフィクションを成り立たせる上で史料が果たした役割を理解できる。 |
授業計画・内容 授業方法 |
【授業計画】 第1回 オリエンテーション〜中世主義とは何か? 第2回 中世は暗黒時代だった① 第3回 中世は暗黒時代だった② 第4回 中世の人々は地球は平らだと思っていた 第5回 農民は風呂に入ったことがなく、腐った肉を食べていた 第6回 人々は紀元千年を恐れていた 第7回 中世の戦争は馬に乗った騎士が戦っていた 第8回 中世の教会は科学を抑圧していた 第9回 1212年、何千人もの子どもたちが十字軍遠征に出立し、そして死んだ 第10回 ヨハンナという名の女教皇がいた 第11回 中世の医学は迷信に過ぎなかった 第12回 中世の人々は魔女を信じ、火あぶりにした 第13回 ペスト医師のマスクと「バラのまわりを輪になって」は黒死病から生まれた 第14回 修道士は陰謀をたくらみ性的逸脱が横行していた 第15回 総括
授業の進度によっては内容が変更される場合がある。
【授業方法】 講義形式 |
| 授業外学習 |
予習:教科書の指定された箇所を読み内容を理解しておくこと。 復習:各回の授業内容を振り返り、小レポート(リアクションペーパー)を作成すること。 |
| テキスト・参考書等 |
テキスト:ウィンストン・ブラック著/大貫俊夫監訳『中世ヨーロッパ ファクトとフィクション』(平凡 社、2021年) |
| 成績評価方法 |
授業後に提出する小レポート(50%)と学期末レポート(50%)により総合的に評価する。
成績評価基準: 講義の内容を正確に理解し、ヨーロッパ中世史の基本知識を体系的に習得できているか。 参考文献を十分に咀嚼して歴史事象や問題を論理的に考察し、的確に表現できているか。 歴史事象を世界史の中に的確に位置づけ、その歴史的意義を理解できているか。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
質問は対面のほか、随時メールで受け付けます。アドレスはohnuki□tmu.ac.jp(□をアットマークに変えてください)。 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
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| 備考 |
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