Syllabus
シラバス照会

<< 最終更新日:2024年03月13日 >>
基本情報
科目種別 基盤 / 自然科学領域 授業番号 Y0002
学期 前期 曜日
科目 計算の理論 時限 1限
担当教員 内山 成憲 単位数 2
科目ナンバリング
※2018年度以降入学生対象
GCC-102-1:全学共通科目

担当教員一覧

教員 所属
内山 成憲 数理科学科

詳細情報
授業方針・テーマ コンピュータ(計算機)の原理及びその周辺に関する基礎数理について講義する。
ひとことで言ってしまえば,コンピュータ上で行われていることは全て「計算」
である。ただし,「計算」といっても,一般的に考えられるよりもはるかに
広い意味を持つ。ここでは,コンピュータにおける「計算」とは何か,から始め,
その原理や計算モデル,計算可能性および計算の複雑さについて,その基礎数理について講義する。
習得できる知識・能力や授業の
目的・到達目標
・計算可能性,デジタル化,アルゴリズムとは何かの理解。
・効率的なアルゴリズムの重要性と現実的な計算の限界についての理解。
・普遍的に有用性を持つ能力として情報活用能力,論理的思考力などが
 培われると期待される。
授業計画・内容
授業方法
授業計画は以下の通りである。ただし,状況に応じて変更することがある。
その場合は講義中もしくは kibaco を用いて周知する。
第1回 イントロダクション及びガイダンス
第2回 データをどう表すか
第3回 情報とは何か
第4回 ブール代数入門
第5回 論理回路(その1)
第6回 論理回路(その2)
第7回 中間まとめ
第8回 人工知能と機械
第9回 計算モデル
第10回 機械・論理とプログラム
第11回 計算可能性
第12回 チューリング機械と計数機械
第13回 計算の複雑さ(その1)
第14回 計算の複雑さ(その2)
第15回 期末まとめ

【授業方法】
授業ではまず70分程度の講義を行い,引き続き残りの時間を使って講義内容に関する演習問題に取り組む。
授業外学習 講義中に演習問題を出すのでそれらに取り組むこと。
テキスト・参考書等 教科書は特に指定しないが,必要に応じて授業中に適宜参考書を紹介する。
成績評価方法 授業中に提示する数回のレポート20%(授業参加度)と中間・期末レポート80%で総合的に評価する。
質問受付方法
(オフィスアワー等)
質問がある場合は随時受け付ける。
メールアドレス:uchiyama-shigenori@tmu.ac.jp
特記事項
(他の授業科目との関連性)
・第1回の授業の際に全体の流れや成績評価方法等について詳しくガイダンスを行うので,履修予定者は聴講することが望ましい。
・授業に関する重要な周知は大学のeラーニングシステム kibaco を用いて行うので,随時必ずチェックすること。
・本科目は2016年度(平成28年度)及びそれ以前の入学者に対しては「数学」(中学・高校)免許取得のための「教科」必修科目であるが,2017年度及びそれ以降の入学者に対しては「数学」(中学・高校)免許取得のための「教科」科目ではない。
・理工系の学生だけでなく文系の学生にも理解出来るよう講義を行うが,高校の数学Ⅰ,Ⅱ,A,Bの知識は前提とする。
備考