Syllabus
シラバス照会

<< 最終更新日:2025年03月30日 >>
基本情報
科目種別 基盤 / 人文科学領域 授業番号 Y0013
学期 前期 曜日
科目 人間・文化・社会 時限 4限
担当教員 西山 雄二 単位数 2
科目ナンバリング
※2018年度以降入学生対象
GCA-101-1:全学共通科目

特別申請科目

担当教員一覧

教員 所属
西山 雄二 人文学科

詳細情報
授業方針・テーマ  本講義は人文社会学部の各教室が提供するオムニバス形式の講義です。ひとつの総合テーマについて、コーディネーター役教員の司会にそって、各学問分野の教員が各1回を担当します。「オムニバス(omnibus)」とは元来、「たくさんの人間が乗った乗合馬車」の意味ですが、本講義では、ひとつの目的地(テーマ)を目指す複数の講師から多面的なものの見方を学び、人文社会学系の知識を全方位的に開くことができるでしょう。もちろん、他学部の学生が受講しても有益な内容です。

総合テーマ「動物/人間」
「人間とは何か?」という問いに対して、これまでしばしば動物との差異が援用されてきた。「人間は政治的動物である」「人間は理性をもつ」「人間は言語を用いるが、動物は単なるシグナルを発するだけ」「人間だけが道具を製作し、使用する」「人間は社会を構築するが、動物は本能的に群れているだけ」「人間だけが道徳を洗練させる」「人間は死を経験し概念化するが、動物は息絶えるだけ」等々。人間はどの程度まで動物なのか、あるいは、いかなる点で人間は動物とは決定的に異なるのか。こうした問いによって自然と文化の境界が浮き彫りになり、また逆にその謎が深まるだろう。「動物/人間」という主題は、私たちの知の全領域──学生のみなさんが大学で学ぶ専門領域全般──を貫く重要な主題である。「動物/人間」をめぐるさまざまな問題系をめぐって、人文社会系の各分野の教員が順番にオムニバス形式で講義をおこなう。
習得できる知識・能力や授業の
目的・到達目標
人間の普遍的な主題である「動物/人間」をめぐって、人文社会学部の各学問分野ならではの発想、分析方法、思考スタイルを具体的に学びつつ、「動物/人間」に関する多角的な学識を身につけます。
授業計画・内容
授業方法
授業は、担当教員による講義(60分)、コーディネーター役教員(西山雄二)と担当教員との対話(15分)、受講生との質疑応答(15分)と変則的な形で構成されます。担当教員が一方的に講じる形式ではなく、講義と対話を織り交ぜたワークショップ的な仕方で授業は進められます。
4/14 ガイダンス(西山雄二・フランス語圏文化論)
勝又陽太郎(心理学)「喪失と悲嘆の心理学」
4/21河野正治(社会人類学)「肉体的な死と社会的な死──生と死の人類学入門」
4/28矢嶋里絵(社会福祉学)「人間らしく生きる権利」
5/12山下祐介(社会学)未定
5/19金志成(ドイツ語圏文化論)「言語的な境界としての「死」──—戦後オーストリア文学を例に」
5/26高桑枝実子(日本文化論)「『万葉集』の挽歌に見る生と死──死者はどこへ向かうのか」
6/2飯田真紀(中国文化論)「言語の死に方──香港ほか中国語圏の場合」
6/9河合隆平(教育学)「筋ジストロフィー児の生存と教育──子どもたちが綴る生と死」
6/16原田なをみ(言語科学)「死なれる日本語 死なれない英語」
6/23浅川哲也(日本語教育学)「〈生〉と〈死〉は本当の日本語で何というか?」
6/30栗原裕次(哲学)「死の訓練」としての哲学──ソクラテス・プラトンを中心に」(仮)
7/7山田康弘(歴史・考古学)「死者の行方──—縄文時代の死生観と現代」
7/14古永真一(表象文化論)「『大転生時代』の死生観」
7/21吉田朋正(英語圏文化論)「ヘルメスの想像力──文学における生物と無生物のあいだ」
7/28 まとめ
授業外学習 前回の復習を各自でおこなっておくこと。
テキスト・参考書等 教科書は特に使用しません。担当教員によっては、プリントを配布することがあります。参考文献は講義の中で適宜紹介されます。
成績評価方法 授業への出席と参加、質疑応答、レポート課題の提出などから総合的に評価します。
単位取得には2/3の出席が必要。私語は禁止。遅刻は15分までで、それ以後の入室は欠席扱い。
質問受付方法
(オフィスアワー等)
各回の終了後に各担当教員に質問をすることができる。コーディネータ教員には以下のアカウントへのメールにより、連絡をとることができる。西山雄二:ynishi●tmu.ac.jp(●は@)
特記事項
(他の授業科目との関連性)
初回ガイダンスの際に授業の進め方を説明するので、履修希望者はかならず出席すること。特に、人文社会学部の1年生には、進路選択に有益であるという点、人文社会学部の学問分野を概観できるという点で受講することを強く勧める。
備考