Syllabus
シラバス照会

<< 最終更新日:2025年03月30日 >>
基本情報
科目種別 基盤 / 社会科学領域 授業番号 Y0047
学期 前期 曜日
科目 刑事法入門 時限 2限
担当教員 堀田 周吾 単位数 2
科目ナンバリング
※2018年度以降入学生対象
GCB-103-1:全学共通科目

担当教員一覧

教員 所属
堀田 周吾 法律学コース

詳細情報
授業方針・テーマ 刑法、刑事訴訟法、刑事政策における原則や基本的な考え方について講義する。刑事法分野の法学部専門科目への導入授業として位置付けられるため内容の重複は避けられないが、基盤科目である本科目では専門科目の講義とは異なるアプローチをする。すなわち、社会現象や個別事例などを素材に、関連する刑事法のトピックを横断的に取り上げ、考察のポイントと問題解決に向けた枠組みを提示する。
習得できる知識・能力や授業の
目的・到達目標
刑事法に関わる基礎知識の習得を目指すとともに、これを題材に法的な思考を身に付けることを目的とする。
授業計画・内容
授業方法
概ね以下の内容で授業を進めるが、社会の状況に応じてトピックを差し替える。

◇サッカーを素材にみる法学と刑事法学の基礎【第1回】
◇スーパー常習万引き事件 ⇒ わが国の治安情勢、刑法の意義、犯罪の原因【第2~3回】
◇死刑反対運動 ⇒ 刑罰制度、犯罪と刑罰の基本思想、死刑存廃論【第4~5回】
◇刑罰法規をつくってみよう ⇒ 犯罪論体系、刑法解釈、罪刑法定主義、刑事立法のあり方【第6~7回】
◇裁判員制度の施行 ⇒ 刑事訴訟法の意義、国民の司法参加【第8~9回】
◇検察官証拠改竄事件 ⇒ 刑事裁判における立証と事実認定、刑事司法制度改革【第10~11回】
◇池袋自動車暴走事件 ⇒ 高齢者犯罪、交通犯罪、被疑者の逮捕・勾留、犯罪報道【第11~12回】
◇山口県光市母子殺害事件 ⇒ 少年犯罪、犯罪被害者保護、刑事弁護【第13~14回】
◇ルフィ事件 ⇒ 特殊詐欺、組織犯罪【第15回】
授業外学習 受講者には、事前資料を熟読し、設題を検討してくることが求められる。
テキスト・参考書等 授業は、kibaco(https://kibaco.tmu.ac.jp/)で公開するレジュメに沿って進める。また、六法を必ず持参すること。参考用の資料は都度指示する。詳細は初回に説明するので、六法以外を事前に入手する必要はない。
成績評価方法 期末試験により評価する(100%)。ただし、平常点(リアクション・ペーパー、小テスト等)を加味する場合がある。
質問受付方法
(オフィスアワー等)
個別の質問などへの対応方法(オフィス・アワー等)については、授業初日に詳細を告知する。
特記事項
(他の授業科目との関連性)
本科目は法学部推奨科目であり、法学部生は1年次に履修することが強く期待される。他学部からの勉学意欲旺盛な学生の履修は歓迎するが、成績評価上特段の配慮はしない。
備考